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岩 side
学パロ
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初めてふっかに会った時、俺はこの人を自分のモノにしたいって思った。
白い肌に、長い睫毛。綺麗な顔。
そんな彼に惹かれてしまった。
ふっかと一緒に帰るのが俺の日課だ。いつも突然、後ろから声をかけられる。
少しびっくりするけど、ふっかが楽しそうだから、俺も楽しいから、それがずっと続いて欲しいって思う。
深 「んで、今日こんなことがあって〜わら」
岩 「なにそれ笑 おもしろいね」
深 「でしょ?!わら」
俺の隣で無邪気に笑うふっかはきっとなにも知らない。ふっかに寄せてる気持ちなんて知らなくても良い。
こんな重くて醜い気持ちをふっかに押し付けられないから。
そのまま気づかないで。
深 「〜〜〜〜!わら」
その笑顔につい惹かれてしまう。
深 「あっ!野良猫だ!」
「かわい〜、よしよーし….」
猫にだってふっかはそんな優しい顔をする。
今日だって、周りにいる友達にその顔を見せてたよね。
猫にも、友達にも嫉妬する俺を許してほしい。
その顔、俺にだけ見せてよ….。
深 「っあ!….逃げちゃった」
岩 「ほんとだ」
深 「ざんねん。」
「でも、かわいかったなあ」
岩 「うん。かわいかった」
ふっかはチョコより甘い気持ちにさせてくれる。
その甘さについ甘えてしまう。
深 「俺…好きな人、できた」
岩 「っ、!……そっか」
「頑張ってね」
ありがとう、と照れくさそうに笑うふっかに、その相手の名前なんて聞けない。
ふっかが嬉しそうにそのことを話すから。
恥ずかしがって目を合わせくれなくて、綺麗な横顔だけを見せるから。
それでも、俺はふっかの隣に居たい。
あのね、ふっか。
俺、ふっかのこと好きなんだよ。
声に出したいのに出せない。
そんな状態で一日が終わってしまった。
深 「んね、ひかる!きいて!」
岩 「どうしたの?」
深 「今日、好きな人と話せた!」
岩 「….そうなんだ」
「よかったね」
好きな人の話をしているふっかはいつもより輝いて見えた。
でも、その輝きが俺には少し憎くて、溶かされそうだった。
岩 「どこが良いの、その人の」
俺はふと聞いてみた。
ふっかの好きな人の事なんか知りたくもないのに、気になって。
ふっかは耳を少し赤くしながら「んー…」と声を出す。
そして、ふっかは思いついたようにこう言う。
深 「ぜんぶ…..?」
あぁふっかは本当に好きなんだ。
きっと、俺なんかよりも全然。
その好きな人が俺であれば良かったのに。
深 「….なに言わせてんだよ、っ!」
ふっかはさっきより顔を赤らめる。
そんなふっかの姿に今は嫌気が差してくる。
それでも俺は無理やり口角を上げる。
岩 「いいじゃん 笑」
「…わかるよその気持ち」
俺は少し本音を漏らす。
だけど「俺を見てよ」なんて言葉は嘘でも言えなかった。
また一日経ってしまった。
なにも言えないまま。
俺のすぐ横で無防備に寝るふっか。
なんの警戒心もない。
それが嬉しくて、悲しい。
だって、ふっかは好きな人の前では緊張して寝れないでしょ。
そっとふっかの頭に手を伸ばす。
でも、触れることはできない。
触れてしまったら自分のモノにしたくなってしまうから。
深 「…頭、撫でないの、?」
岩 「っ、?!…起きてたの?」
深 「今、起きた」
岩 「….そっか」
深 「で、いいの…?」
岩 「ゴミ、ついてただけだから」
深 「ふ〜ん….」
下手になった誤魔化しをする。
そんな事を言われたら期待してしまう。
今まで隠してきた気持ちだって溢れてしまう。
もし、ふっかが俺のことを好きだったらどれほど良かったのか。
この気持ちを隠さずにいられたら、もういっそこのまま….
岩 「ふっか、好きだよ」
ふっかから返事はない。
予想外なできごとだったからだろう。
岩 「でも、ふっかに好きな人いるって知ってる。」
深 「っ、いる、好きな人…!」
岩 「….、だから諦めるから」
深 「ひかる…なの、好きな人」
岩 「…ぇ、?」
深 「ひかるのこと、好き。」
夢かと思った。俺は自分の都合の良いように解釈してしまっているだけ。そうなりそうな事は何回もあった。
でも、今は違う。
ふっかは俺を見て、俺に対して好きだと言っている。
岩 「ふっか、ハグしていい?」
深 「…!もちろん」
初めてまともに触れたふっかの体は暖かかった。
コメント
1件
うわぁ〜〜〜〜〜第6話、読み終わったよ……!!😭💕💕 岩side、切なすぎる……!!「俺のモノにしたい」って最初の衝動から始まって、好きな人ができたって聞かされた時の「頑張ってね」、あの無理やり口角上げたシーンとかマジで心臓ぎゅーってなった……。 特に寝てるふっかにしか「好きだよ」って言えない所、触れたら自分のモノにしたくなっちゃうから触れないって所、もう全部が報われてほしい気持ちと胸が苦しい気持ちでいっぱい😢💔 ふっかの「ぜんぶ……?」で赤面する所も可愛すぎて、岩くんの気持ちが痛いほどわかるよ……。 ああもう、この両片思いっぽい空気、どうなっちゃうの!?次話も絶対読むね!!🌸