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「宮司妾は寝る。」
「桜様また昼寝ですか。」桜は木の上で昼寝をした。
「珍しい客人だね。」
「お主は誰じゃ!」シャム猫がニヤリと桜を覗き込んでいた。
「妾を愚弄するとはお主無礼じゃな。」
「おやおや面白くない子だよ。」桜はムッとした。
「妾は妖狐じゃぞお主のようなヘンテコ猫に眠りを邪魔されて苛立っておるのじゃ。」シャム猫はシラケた顔で消えた。
「あー忙しい忙しい。」時間うさぎが慌ただしく足早に飛んでいた。
「お主何故急いでおる。」
「トランプ王国のハートの女王様がお茶会に来られるんです。」桜は木から降りて
「面白そうじゃな。」とついていった。
「時間うさぎ遅いじゃない。」
「申し訳ないです。」と汗を拭いた。
「お主がハートの女王とやらか。」
「あなたは誰?」ハートの女王の顔が険しくなった。
「妾は桜じゃ。」
「そう聞いた事あるわ桜って美しいって。」桜様妖術で桜吹雪を出した。
「妾は桜の化身の妖狐でな。」ハートの女王は興味深そうに聞いた。
「あなたは狐さんだったのねてっきり猫かと思ったわ。」二人は意気投合した。