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今日は雑誌の撮影日、久しぶりに9人揃っての撮影で、俺の心は浮かれていた。楽屋に行くと、阿部ちゃんが机にうつ伏せていた。
「阿部ちゃん、おはよ。」
阿部「ん、めめおはよ、笑」
いつもより、少し元気がない笑顔。最近は阿部ちゃんも個人の仕事が多くて、忙しいのだろう。そう思いあまり踏み込まないようにした。
「今日の撮影楽しみだねー。」
阿部「うん、久しぶりに9人だもんね」
「俺、阿部ちゃんと撮りたいなー笑」
阿部「ふふっ、俺もめめと撮りたーい笑」
なんて、たわいの無い会話をした。阿部ちゃんと二人でゆっくり話すのなんて、いつぶりだろうか。バタバタしていたから、阿部ちゃんと話す時間もあまり無くて、こうしてゆっくり話せるのは、俺にとっても嬉しい。
岩本「おはよー、あれ目黒もう居んの?笑」
「おはようございます。早く来ちゃいました笑」
岩本「んは、まぁ俺もそう。笑」
「けど、やっぱ阿部ちゃんには負けちゃうんですよねー」
阿部「ふふっ、今日も俺が一番。」
岩本「流石、阿部。笑」
阿部「まぁねー?笑」
阿部ちゃんは岩本くんに褒められて嬉しそうにしている。その笑顔が可愛い、愛おしい。ずっと阿部ちゃんには笑っていて欲しい、なんて心で思うが、それを本人には言えない。
深澤「はよぉ…」
宮舘「おはよう。」
舘さんとふっかさんが来て、ふっかさんは阿部ちゃんの隣に座って、少し微笑む。
深澤「りょーへっ」
阿部「んはっ、急に何?笑」
深澤「ははっ、びっくりしたー?」
阿部「そりゃするよ!急に名前呼びして!笑」
今日も同期二人は仲が良い。嫉妬なんて想いは浮かばないけれど、相変わらずだな、なんて呆れる事もある。
岩本「はいはい、同期さん達。」
宮舘「イチャついてないで支度しなさい。」
岩本くんと舘さんは2人と長く関わっているから、適当?にあしらっている。
向井「おはよぉー」
ラウ「…おはよぉ。」
康二とラウールが眠い目を擦りながら、楽屋に入ってくる。
阿部「康二、ラウおはようーっ笑」
深澤「二人が一緒に来んの珍しーね?」
ラウ「あぁ、たまたまだよぉ。」
向井「俺が家まで迎えに行ってん!笑」
ラウ「ちょ!もう言わないでよ、」
向井「えーなんでよぉ、」
2人はいつもこんな会話をしている。微笑ましいというか仲睦まじい会話をしていて、聞いててほっこりする。
ラウ「めぐろーーっ!!」
「んは、なになにっ笑」
ラウールが俺に飛び付いてくる、これも久しぶり。最近はラウールが家に泊まりに来る事も無かったから、本当に久しぶりだ。
ラウ「康二くん酷いんだけど!」
「はいはい笑」
向井「れんくーんっ!!」
「なになに笑」
康二も俺に飛び付いてくる。この3人でこうして話すのも、和気藹々とするのも、久しぶりだ。
岩本「ほんと仲良いね笑」
佐久間「おはっすっっ!」
岩本「ん、さくま…っ、!」
岩本くんは、佐久間くんが来た途端に、ぱっ、と顔を明るくさせる。
佐久間「ひかるー!おはよっ!笑」
岩本「うん、おはよっ笑」
やっぱりニコイチが揃うと、楽屋も明るくなる。
渡辺「はよー…うわ、最悪、俺1番最後じゃん、」
少し遅れて、翔太くんが楽屋に入る。一番最後なのに気付いて、顔を歪ませる。
宮舘「おはよう、お疲れ様。」
渡辺「はよ、佐久間には勝ったと思ったのにな、」
悔しそうな顔を見せながら、舘さんから水を受け取る。
阿部「…、」
深澤「あれっ?阿部ちゃんが反応しないの珍しーね!?わら」
阿部「…へ、?あぁ、ごめん考え事してた、笑」
いつもなら、ゆり組に飛び付いていくのに、今日はゆり組を見てもなんとも思わないみたいで、どこか遠くを見ている阿部ちゃん。
「(…どうしたんだろ。)」
俺は、内心嫌な予感がしながら撮影に望んだ。
これ本当は本垢で載せたかった…..🥺
サブ垢になってごめんっっ、こっちで完結させちゃいます!!全5話?くらいを予定としてるのでお楽しみにーーーっ。
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