テラーノベル
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紫は胡散臭い
「…ふう。」
八卦炉を岩陰に置く。弾幕訓練キャンプの教官も、疲れはする。
「魔理沙」
……げ。
「あからさまに嫌な顔をしないでちょうだい。」
「お前、胡散臭いだよな。」
「よく言われるわ。」
…私が今話しているのは、幻想郷の賢者、八雲紫。
私にこの世界の調査を命じたヤツだ。
「それで?なんかあったのか?」
「ええ。最近、このビーチで妖怪達が失踪しているの。」
失踪か…。
「だが、私は見ていないぜ?」
「そうね。そこで、あなたに頼みたい事があるの。」
…なんだか嫌な予感がするな。
「失踪事件を、調べて貰えないかしら。」
「…ここの霊夢達じゃあ、ダメなのか?」
「あの子達は、恐らくまともにやってくれないわ。」
ここの世界の人々は、陽気な性格をしている。悪く言えば、遊ぶ事しか考えていない。…まあ、そんなヤツらよりかは、私の方が良いって事か。
「わかった。」
「助かるわ。それじゃあ、よろしくね。」
「さて、現場に来たわけだが…」
今のところ、昨日と同じだな。
「ん?」
異物に気付き、近づく。
それは、小さな鍵だった。四方にピンク、緑、紫、水色をした、奇妙な鍵。
「なんだこれ?」
ここら辺に、鍵を使う所はない。それに、この鍵からは魔力…いや、妖力を感じる。
試しに、魔力を込めてみる。すると…
「!?」
真下に渦が開いた。…吸い込まれる!
「…は!」
抜け出すことは出来ない。なら、突っ込むしかない。
そして、私は渦に入っていった。
コメント
1件
紫さんに依頼されて調査開始。冒頭の「胡散臭い」「よく言われるわ」の掛け合い、魔理沙の塩対応が痛快で好きだわ。ビーチで見つけた四色の鍵、妖力を感じて魔力を込めたら渦に吸い込まれる……展開が一気に動いて続きが気になりすぎる。失踪事件との絡みも楽しみ!
#妖怪ウォッチシャドウサイド
ツチノコパンダ
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