テラーノベル
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俺は不思議な夢を見た。
『また会ったな。マリポの継承者よ。』
「ここは…」
以前来た事のある景色だったが1つ違ったのはそこには水面では無く、花畑が広がっていた事だった。
『1つ渡しそびれてな。』
ルシーカの見た目をした大蛇は俺に手を出した。俺も手を出して大蛇の方を見た。
「死ぬのが怖いか?」
『いや、余は一度死んでいる。それにルシーカを守る為ならいい…』
大蛇は瞼を少し落とし、微笑んだ。
『これを其方に…余の力のカケラじゃ。もう光るだけしか出来ないが持っていて欲しい。』
「分かった。」
俺はそう返事するだけしか出来なかった。でも大蛇はそれで満足そうだった。
『そうか。ルシーカは強い。だかしっかりと守ってやってくれ。ルシーカを頼んだぞ。』
返事をする前に夢から覚めてしまった。だが起きると手には大蛇がくれた光るカケラがあった。
「キィニチー!おはよう!」
依頼でここを通る時は寄ってみようと思う。
『また明日葉そんな“当たり前”を守って行きたいと思った。
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