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「…あっ夜姉!電話終わったの?峯姉帰ってくる?」

電話を切って部屋から出ると、峯夏と電話をしてと急かした一人である秋奈が待ってました、と言う様に私に寄ってきて詰め寄る。ちなみに私の1つ下の妹ちゃん。

「帰ってくるらしいわよ〜?聞いた時、姉さんびっくりして椅子から落っこちちゃったもの〜。」

「あははっ、夜姉ドジっ子〜!なら秋、皆に伝えて来るね!」

そう言って駆け足気味で皆の居る階へと階段を降りていく。それを見送り、この階に居る人に伝える為に部屋を回る事にした。

…その筈だったんだけれど、隣の部屋に行ったら何故かこの階に自室がある人が全員居たのよね〜、何故かしら?

しかも壁から音を聞こうと耳を立てて…あらあら、もしかして盗み聞きかしらね?

「―お母様にお姉様達…覚悟は出来てるかしら?」




「夜姉怒ってるから2階に行けないし、他の皆は喜びすぎて寝ちゃったし…お部屋に何か無いかなぁ?」

上のお部屋から聞こえる夜姉の怒ってる声が聞こえる。普段の優しくておっとりした夜姉とは違うから、今は上のお部屋には行きたくないな。

でもこのお部屋に居る他の皆は寝てるからあんまりおっきな音を立てるのは駄目だし…まずはお部屋から出た方が良いかな?

ドアの方に近付いてドアの出っ張りを掴もうとしても、秋じゃ身長が低くて届かない。

お部屋に入った時は空いてたんだけど、風でドアが閉まっちゃったんだと思う。

何か登れる台があると良いんだけど…なるべく音は立てたくないから近くにある台が良いなぁ。

お部屋の中をきょろきょろと見て、なるべく近くにある台を頑張って探す。

「…あ、あった…!でもこの台…」

お部屋の少し遠い所に台を見つけけど、この台ちょっと高めかも…?

前の秋だと届かなかったかもだけど…大丈夫だよね、もう私もそんな赤ちゃんじゃないし、この前測ったら身長も伸びてたし!

見つけた台をドアの所に音が鳴らない様に引きずる。ちょっと重めかも…でも近いの選んだから、ちょっと大人になった秋なら大丈夫!

ドアの所まで持ってこれたら、次は頑張って登ってドアの出っ張りを押して開ける!秋1人しか出ないからちょっと開けば大丈夫かな?

出っ張りを力いっぱい押して開いたドアから外に出ると、秋はそこで思わずこう声が出ちゃったんだ。

「お父…なんでここに?」…って。

預映家の日常(?)

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