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mmntmr side -
人外だと分かったhtmnguさんを背に
セーフハウスへ歩く。
きっと彼女は混乱しているだろうに、着いてきた下さるとは思いもしなかった。
最初はあんまり信用されないかと思っていた。
元々人間だというだけあって、人間側の意見なのでは、と少し不安があったが、
そんな不安もないくらい、あっさりと承諾していた。
その裏にはどういう心理があるんでしょう。
人の心の内を探るのはあまりよろしくないですが、
どうしても気になってしまう。
まぁ私が考えたって、本当の答えに辿り着けるとも思いませんが…。
そう心の中で切りをつけ、歩くことに集中する。
しばらく歩くと、セーフハウスが見えてきた。
実家のような安心感……
…ってそうじゃありませんでしたね。
今回はhtmnguさんがいるんでした。
「こちらが私達の隠れ家──セーフハウスです。どうぞ」
できる限り丁寧に案内をし、家の中に案内する。
そういえば、センサーの反応があってから急いでいたので部屋が散らかってますね……
「すぅ…htmnguさん、玄関の方で少しお待ちになっていただけないでしょうか…?笑」
流石にお客様を案内できるような部屋じゃない。
元々お出迎えするつもりはなかったから仕方がないけど、流石に散らかっちゃってる。
思わずこんな姿を見せたことにくすっと笑いが溢れる。
htmn「あー…全然構いませんよ…笑」
htmnguさんも察したように、玄関で立ち止まってくれる。
あぁ、こういう方で良かった…
「 ありがとうございます…!ではrimr、kcさん、chkさん片付けましょう… 」
申し訳ないけどhtmnguさんを玄関に置いて、部屋へ入って、
散らかっている資料や映像等を片付ける。
4人ではすぐ片付けれる量だったので、あっという間に片付けが終わった。
「待たせて申し訳ございませんでした。もういけますので上がって大丈夫です。」
htmnguさんに上がっていいと伝え、今度こそ室内に案内する。
間抜けな姿を見せることに放ったけど、散らかっていたやつ以外は、
基本的普段から綺麗にしているので、大丈夫だと思いたい。
htmnguさんも特段何も思ってなさそうなのでまぁ安心。
「あ、こちらのいすにお座りください。kcさんお茶と茶菓子の用意お願いします」
kc「わかりました。」
いくら私達が人外とはいえ、人としての心はある…と思うし、
お客様のお出迎えくらいはきっちり行わなければいけませんし。
私達だけ立っていても失礼な気もするし、どこか遠慮させちゃうので、私達も座らせていただく。
座って待っていると、kcさんがお茶と茶菓子を持ってきてくださった。
「ありがとうございます、kcさん。」
私は軽くお礼を言って、茶菓子を机の真ん中に、お茶を各自の近くに置いて
kcさんに座るよう示した。
kcさんが座ったのを合図に私は口を開いた。
「本当にすみません、htmnguさん。
先程も言ってましたけど、戸惑うのも当然です。まずはいちから説明させてください。」
前置きに戸惑っていることに謝って、説明を始める。
htmnguさんもコクリと頷いてくれているので、説明を始めても良さそう。
「気になってるかもしれませんが、ここら辺は私達人外の隠れ家の住宅地的な場所です。
その一つであり、一番大きなこの家が私やrimr、今はchkさんkcさんも暮らしている家です。
ちなみに隠れ家の住宅地の範囲には、とある囲いがされているんです。
ちなみに、それは人間は通れないようになっているんです。
そこのchkさんは特別心理的なことがあって、入れるようにはなっているのですが、
普通、人間は通ることはできない………つまりhtmnguさんが人外である証拠の一つとも言えるでしょう。
そして、能力についてですが…
あなたが先程使った時空を止める能力、私に効いていなくて驚いていましたよね…。
実は、ほとんどの能力、一部除外するものはあるのですが、代表である私は効かないものが多いのです。
それの一つが時空を止める能力ですね。
あと、能力を使いすぎると危険になる、そういう場合もございます。
使用には十分ご注意を。
ついでに…補足って感じにはなるんですが、あなたのご両親とは私一度対面したことがあるんですよね。
ご両親方も時空を操る能力の使い手だったのを覚えています。
やはり、“遺伝”なんでしょうね。
少し昔ではありますが、どこぞの研究グループの研究結果で
人外などの人種的なものとは異なるような種のものでも遺伝はすると残しておられますし。
いいのか、悪いのか分かりませんが、
人外になるのも仕方がなかったと言えるかもしれませんね。」
私はそういうと、htmnguさんは分かったというように何度か頷いてくれる。
思っていたけど、htmnguさんは理解が早いし、頭の回転も早い。
狩人幹部役職に成り上がるくらいの方なんだから、それくらい当たり前なのかもしれないけど。
これは優秀な人材だ。
「話が少し変わりますが、今後についてです。
htmnguさんは人間側で人間のふりして生きるってことで大丈夫そうですね?」
htmn「はい。そもそも幹部役職なわけですから、そう簡単には抜け出せませんし。
決めてるんです、もう私の決意は硬いですよ。」
htmnさんははっきりと言う。
決意、直接はどんなものか言っていないけど薄々なにか分かった気がする。
「“人外と人間の共存”。いつかそれを実現させよう、そういうことですね」
見透かしたように言うと、少しばかり驚いた末、はっきりと頷いてくれる。
こういうはっきりしたタイプはやりやすい。
そう感じて安心していると、htmnguさんが少し遠慮気味に言った。
htmn「私の名前はhtmnって呼んでください。
狩人リーダーのrkさんとは仲が良いので結構情報持ってますし、
ぜひとも協力させてください。」
しっかりと通る声で私の耳まで届く。
そんなの断るわけ無いですよね。
「ぜひとも、htmnさん。
これからよろしくお願いします。」
私は腕を突き出す。
htmnさんも察して、私の手を握ってくれた。
これで“契り”契約完了。
目指しましょう、
“人外の人間の共存する世界”を───── 。
昨日投稿するとか言ってて投稿するの忘れてました…💦
完成はしてて下書きのまま放ったままの状態でした
これは昨日の分ってことで、今日の夜も間に合えば投稿します!!