テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
はえさん
534
わらびもち
4,795
#BL
mo-
1,077
#YJ
結@た に ぎ し 。
13,213
ATTENTION
物語に事実関係はございません。ご本人様には一切関係のないものですのでご本人様にご迷惑がかかるような発言はお控えください。
個人の範囲で楽しんで頂ければ幸いです。
🤍❤️になります。地雷さんは🔙お願い致します。
あらすじ
あるBL作品の主演に抜擢された曽野舜太。ドラマへの出演を純粋に喜び、これから頑張ろうと意気込む舜太は仕事だと割り切っているが一方の柔太朗は心のモヤモヤが残ってしまう。舜太を応援はしたいが彼氏としては素直に喜べない柔太朗のお話。
【柔太朗side】
舜太のドラマの出演が決まった。聞いた時は自分のことのように嬉しかったし何より1番に俺に報告してくれて喜ぶ舜太がとても可愛かった。
しかし… ここで問題発生。ドラマへの出演が決まったとしか聞かされていなかった俺はそのドラマが BL作品であることをあとから知り、急に手放しに喜べなくなったのである。
もちろん舜太のドラマ出演は喜ばしいことだしこれは仕事である。そんなことは頭ではわかっているのに……彼氏としては自分の恋人が他の男にあんなことやこんなことをされると考えるだけで嫉妬が大爆発しそうなのだ。
「柔~!! ただいま〜!」
そんなことを考えている間に舜太が仕事から帰ってきた。この仕事とはまさに今回のドラマの打ち合わせである。
「舜おかえり。どうだった?」
舜太は当然のように俺の隣にぴったりくっついてソファに腰掛けながら楽しそうに話す。
「めっちゃ楽しかったで! 監督もスタッフさんもええ人でなぁ… あ、今日相手の方にもお会いしたんよ! イケメンで優しそうな方やったし年も1個上で近いんよ〜」
….ふーん。イケメンで優しそう、ね。
目の前に彼氏いるのにそういうこと言っちゃう感じね。
「それでその方と話が合うんよ! 意気投合して気使わずに話せたしこれからの撮影も楽しくなりそうで安心したわ」
さらに気が合うっと…。
は? それやばくね? どうすんだよその男が舜太のこと好きになったら。
舜太の話を相槌を打ちながら笑顔を貼り付けて聞いているが内心は焦りと不安で嵐が巻き起こっている。
「…柔、テンション低い? 大丈夫?」
「あ…え、そう見えた? ごめん、大丈夫」
顔に出てしまっていただろうか…。申し訳ないと思いつつやっぱりモヤモヤした気持ちは消えなかった。
「…あ、柔もしかして嫉妬~~??」
さっきまで心配そうな顔をしていた舜太がいきなりにやり、と笑って心底楽しそうに問いかけてきた。
そーですよ、嫉妬ですけど
「…悪いかよ」
「へ、あ、ほんまに嫉妬してくれとるん…!?」
「…そりゃするだろ。こっちからすれば恋人が他の男といちゃつくの見せられるだけなんですけど」
「それは… ごめん」
「別に仕事だって分かってるし舜太がドラマに出演することだって嬉しいよ。でも…舜太かわいいし。心配」
「俺別にかわいくないで? 柔は物好きやなぁ笑」
「は?かわいいでしょどこからどう見ても」
「世間一般的に見たらかわいくないやろ」
はぁああぁ………ほんとに心配。自分の可愛さを自覚していないとかもう心配でしかない。
「別に相手の方も何も思っとらんて!」
「…でも一緒に撮影するうちに舜太のこと好きになるかもじゃん」
「なるわけないやろ!笑」
「いや相手が舜太ならありえる」
舜太は完全に仕事として割り切っているようだが俺はまだそうはいかない。舜太の可愛さが限界突破している以上どうしても不安がぬぐえないのだ。
「…舜太さ、台本ないの台本」
ふと気づいてしまった。内容によってはさらに事態は深刻化すると。これは把握しておかねばならない。
「台本? あるで〜、見る?」
「うん見せて」
舜太から台本を受け取りパラパラと読み進めていく。
「え、舜受け側なの…」
いやまぁ俺からしたら問答無用で受けというかいつもそうだが物語の中でとなるとかなりまずい。
「そうなんよなぁ〜、まぁいつものことやし…/」
は、照れてるのかわい…
とかいう雑念は置いておいてまた台本に目を落とす。
「うわ、…」
いや… まぁそうなるよな…
キスシーンを見つけて眉間にシワが寄るのがわかる。
「うそ…濡れ場あんの、?え無理無理やだ」
ハグ、キス、くらいはまぁ想定内だがまじか…。正直ショックは大きい。俺がいくら文句を言ったところでどうにもならないが余計に心配事が増えてしまった。
「いやほんとにはやらへんよ?! ほんのちょっとやって、ほらこれ最終回の最後の方やん」
そう言って何でもないように舜太は台本を指差しながら話すが逆に一切抵抗がないことにも嫉妬する。
それほど嫌なら見なければいいと思うかもしれないが俺が知らない舜太がいるのはそれはそれで嫌なのだ。そんな理由で今までの舜太が出てる恋愛ドラマも顔をしかめながら見てきた。
舜太の恋愛対象が男であるため女性が相手のものは一定数安心要素もあったが今回は話が違う。
「ぅ~……..」
低く唸る俺を舜太は可笑しそうに笑って見ていてなんだか余裕そうだ。
「…なんで舜はそんなに余裕なの。俺以外に押し倒されるの平気なの…」
良くない。こんなこと聞くのは舜太の仕事を、今までの努力を侮辱していることになる。わかってるけど聞かずにはいられなかった。もしかしたら自分と舜太の気持ちには差があるのではないかと思ってしまって。
「… 確かに相手は柔やないけど。今までの恋愛のシーンやって俺、ずっと相手は柔やと思って演技しとったんやで?」
「今回やって相手は柔やと思ってやるし、そのシーンもいつも柔がしてくれること想像しながらやるし、/?俺そのくらい柔のこと好きやで!」
舜太の告白に今までの不安は一気に吹き飛んだ。
あまりにも健気で可愛らしいことをしている恋人が愛おしくてしょうがない。
今まで見てきたドラマたちは全て俺に向けた視線、しぐさ、接し方だったというわけだ。
「…舜それはさすがに可愛すぎ…。ごめん、しょうもないことで嫉妬ばっかりして」
「… いや柔も嫉妬とかするんやって嬉しかったし、」
「…嫉妬なんてしょっちゅうしてるよ」
誰にでも優しくあれる舜太のことは大好きだし誇りに思っているが同時にその純粋無垢な笑顔が相手に好意を抱かせるのではないかと常に不安なのだ。
突如ちゅ、という微かなリップ音とともに唇に柔らかい感触が伝わる。
「俺は柔のものやから。大丈夫やで、/?」
俺の不安な気持ちを汲み取ったのだろう。珍しく舜太の方から口づけを落としてきた。
… こういうとこだぞ。
「じゃあさ、俺のものって印つけていい?」
あまりにもかわいすぎる言動を繰り返す舜太に我慢ができずそのままソファに押し倒して首筋を指でなぞる。
「ん、ふ… ええよ、」
なぞられるとくすぐったいのか少し体をよじらせるが素直に首筋を差し出してくれた。
「ん゙ッ… ぃ゙、…ん、ふぅ…..」
綺麗な舜太の首に噛みつき跡を残す。舜太は少し痛そうに顔を歪めているがそれですらも愛おしい。
くっきりと赤い跡がついたのを確認する。明後日の撮影開始まで残っているだろうか。まぁまたつけ直せばいい話だが。
「ね、舜?今日は撮影の”予行練習”しない?」
今日はこのまま止まれる気がせずそっと舜太の耳元で囁くと
「んッ… 俺は柔とするときいつも本番やと思っとるんやけど、?」
小さな小さなうめき声と想像の5倍かわいい返事が返ってきてギリギリで繋ぎ止めていた理性はそこで切れた音がした。
何回分の本番かは秘密。
__俺のもの 完
いかがでしたでしょうか!
今まで応援してくださった皆様に見つけていただけることを願うばかりです😭😭完全に自分のミスなのですが…どうかこれからも楽しんで頂けるように頑張ります。
次のお話でもお会いできたら嬉しいです!
次回もお楽しみに🎶
コメント
1件
うわあ、読了しました…泣きそうだよ〜🥺🤍 柔太朗の嫉妬と不安がすごくリアルで、でも舜太の「相手は柔やと思て演技しとる」って告白に全部持っていかれた…それがもう尊すぎて、胸がぎゅってなったよ。 最後の“印つける”展開も、柔太朗らしい執着の甘さと独占欲が見えて、良かった…本当に良かった。 ヌシさん、この作品を届けてくれてありがとうございます🌙🤍