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桜舞い散る季節の恋は

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桜舞い散る季節の恋は

3 - 第3話

♥

12

2025年10月18日

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「学校がありまして、、」

「あ、そうでしたね、うっかりしてました!すみませんこんなとこで足止めしてしまって!」

申し訳なさそうに彼は言う。

「いえいえ。」

「では、放課後にどうでしょうか。」

「大丈夫です。」

「では、ここで待ってます。」

「16時頃には来れると思います。」

「わかりました、待ってますね!」

少し嬉しそう、いや気の所為か。


キーンコーンカーンコーン···

「はぁ。」大きなため息をつく。

「あんた、朝起きてたのに社長出勤?」

莉佳子が聞く。

「色々あってさ。」


あの後。

「学校まで送りますよ。」

「そんな申し訳ない!!」

と言いながら途中まで送ってもらった。


「全然連絡つかないから心配したんだよ!?」

「ごめん、スマホ壊れてさ」

「え?ガチ、やばー。放課後行く?」

「いや、1人で大丈夫!部活行ってきなよ」

莉佳子は陸上部のエースだ。私のために時間を作らせるのは忍びない。

「わかった。何かあったら戻ってきてね」

少し心配そうに言う。

「うん。」


放課後。

16時丁度、朝の喫茶店に着いた。

「あ、待ちました?」

「僕も今着いたところですよ。」

このイケメンくんは、隣の高校の生徒らしい。

聞いたわけではない、 制服だけの判断だ。

「学校大丈夫でした?」

不安そうに聞く。

「そっちこそ大丈夫でしたか?」

お互い様でしょと意地悪交じりに聞き返す。

「あはは、そういえば自己紹介してませんね。 」

苦笑いしながら話を帰るイケメンくん

「そうですね。では私から。」

ただの自己紹介なのに緊張してる。

「桜ヶ丘高校、2年生の春野美桜です。」

我ながら高校の名前と私の名前が馴染んでる。

「美桜さんって言うんですね。とても可愛い名前ですね。」

なんの恥じらいもなく褒めるからこちらが恥ずかしい。

「僕は、隣の春山高校に通ってる、緒川結翔、高3です。」

やっぱり隣の高校か。というかこんなイケメン去年気づかなかった私は、すごいな。

「僕のがひとつ先輩なんですね」

「いや、そんな敬語とかやめてくださいよ!」

「じゃあ美桜ちゃんもやめてね。」

あ、堕ちる。

「はい、。」少し頬が暑くなってるのがわかる。


この時、私は不覚にも恋に落ちてしまったんだろう。

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