注意
ご本人様無関係
zmemメインのお話
地雷さん回れ右
軍パロ
それでもいいよって方はどうぞ‼️
em side
ゾムさんが持っていたお肉を食べて一息ついた私たちは、ゆっくりと真夜中の道を歩んでいた
私は、暗闇のなか、ゾムさんについていくことしかできない
ゾムさんは、ただ、私の手を引っ張ってくれているだけだった
em「ゾムさん?大丈夫ですか?見えてます?」
暗闇が怖くて、ゾムさんに話しかける
zm「ん?なんや、怖いんか?ちょっと休憩する?」
休憩を提案してくれたが、私は思い出す
非戦闘員の私でも、グルッペンさんは、私を幹部の一人として、受け入れてくれた
ここで、任務を放棄するわけにもいかない
em「いいえ、大丈夫ですッ、、、頑張ります」
zm「了解、でもほんまにあれやったら言ってな?」
em「分かりました、ゾムさんは、暗闇でも見えてるんですか?」
私は、ゾムさんに聞いてみた
答えは、こう返ってきた
zm「見えてるんですか?って、、、見えてるのが普通ちゃうん?」
em「そうなんですか?」
zm「惨憺国では、見えてないと、野獣とかに襲われるからな」
そうなんだ、、、
さっきから、ゾムさんはすごいことばっかりしている
私と全然違う
才能に溢れた、立派な人間だ、、、
zm「あ、見えてきたで、ちょっと上を見てみ」
ゾムさんがいった通り、顔を少し上にあげる
真っ暗な空に、明かりがあった
em「あそこが、、、?」
zm「そうや、惨憺国やで」
敵国といえど、始めてきた場所
em「きれいな場所ですね、、、」
zm「エミさん?俺らは、今からここに潜入するんやで?」
つっこまれた、、、
でも、本当にきれい
我々国も、ずっと明かりが消えない場所だが、ここも、きれいな場所だ
敵国でも、皆は幸せに暮らしてるんだ
『幸せ』って、いいですね
私も、幸せを小さい頃につかめていたら、、、
ここにいなかったのかもしれない
zm「今日は、祭りっぽいなぁ、、、ちょっと観光していく?」
em「いいですね!でも、どこから入るんですか?入国するには、色々と面倒がありますけど?」
明かりに照らされ、ゾムさんのかおが見える
zm「隠し通路あんねん、ついてきてや」
ゾムさんは、ニコッと笑った
em「隠し通路?」
ゾムさんは、コクコクとうなずいた
zm「こっちやで!」
ゾムさんに手を引っ張られ、私はそれについていった
来たところには、人間一人がやっと通れるぐらいの穴がぽっかり空いていた
em「ここを、通るんですか?」
zm「そうやで?エミさん細いし、通れるやろ」
ゾムさんはそう言って、スルッととおってしまった
私も、それに続く
zm「たてるか?」
手を貸してくれたゾムさん
私は、その手をとって、立ち上がった
em「うわぁ、、、」
思わず声が出てしまった
さっき、外から見たときも遥かに明るく、たくさんの人で賑わっていた
zm「なんか、食おうぜ?」
ゾムさんは、屋台の方へいってしまった
em「待ってください!」
私は、ゾムさんのあとについていこうとした
カサカサッ
背後に、気配を感じた
em「誰かいるんですか?」
後ろを振り返っても、人は誰もいなかった
em「気のせいですかね?」
私はこのとき、気づいていればよかった
まさか、、、あんなことになるなんて、、、
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