テラーノベル
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第四話です。グルさんが首絞められてるから苦手・地雷な人はやめといた方がいいと思います。
Gr「いらっしゃい暗殺者君」
執務室の扉を開けたら待ち構えていたのは気絶する前に俺が殺そうとしていたやつだ
Gr「改めて自己紹介をしよう 私はグルッペン・フューラー 君も知っている通り我々国の総統をしている」
……………さっきの天の男を合わせてこの部屋周りに三人…………ってところか……
いや、つい、索敵はしてないと落ち着かない性格だから考えてしまう 別に話を聞いてないわけじゃないから安心してくれ
Gr「君の名前を教えてはくれないか?」
ヤクライ「…………………ヤクライ…………」
Gr「フム、ではヤクライ 君に改めて言おうではないか
うちに…我々国に来ないか?」
……………正直、迷っている ここには俺の知らない事象がいっぱいありそうで もっとここにいたい
現に目の前にいるコイツ
殺されかけても崩さない冷静さやそんな状況で殺しに来たやつをスカウトする大胆さ
それがどこまで崩れないのか見てみたい
少なくとも、俺を捕らえたのにも関わらず殺さず、しかも国に入れてくれるなんて俺にもっと殺す機会を与えてくれたと考えるべきではないのか
ヤクライ「嫌だと言ったら、どうする?……殺す?処刑する?」
Gr「………そうだな、断った時にはお前をちゃんと処刑台に送ってやる」
…………数秒、考えた
デメリットなんかないし、逆に断ったら俺の首がとぶだろう 何とかして J国に戻れたとしても
ヤクライ「…………いいよ」
俺はすんなり承諾した
こいつの下についてどんな殺しができるんだろう
俺は今まで見たことない景色が見れそうでワクワクしていた
この時までは
Gr「ただし守ってもらいたいルールがある」
…………?なんだ?
Gr「…………ここに入ったらできるだけ人殺しをしないということを約束するんだ」
………………は? ひとをころさない?
俺は自分でもわかるくらい目を見開いていた
殺しができなくなったら俺はどうやって人生の楽しみを見出せれば良いんだ………?
Gr「もちろん完全に無くせというわけではない 君が入ったら暗殺の仕事も任せる気ではいる それ以外での、殺人をやめろと言っているんだ」
……………殺人ができなくなったら……俺は、どうなる?
そんなこと今まで考えたこともなかった
自分でもわからない 定期的にくる衝動的なもの J国ではそのせいで監視係が二人はつくようになった
自分で制御しようとしたことなんて何度あったか
でも、やっぱり、無理だった
……………怖い…それくらいなら今目の前にいるコイツの首をそのままへし折ってJ国に戻った方が幸せなのではないか?でもこの人は俺にもっとチャンスをくれた そんな人をこのままやってしまうなんて、ダメ だ
自分の理性が必死に衝動とせめぎ合ってる
……大丈夫 落ち着け、たかが殺し 完全にできなくなるわけじゃないんだ、落ち着け、いける 抑えられる
そう、踏ん切りをつけかけた時だった
顔を少し上げたら グルッペンが立って近づいてきている
Gr「つまり、だな」
警戒する間もなく俺の目の前までやってきていきなり俺の手を掴んだ
Gr「こうされても 俺の許可無しには殺してはいけないということだ」
ヤクライ「………!?ッなっ」
グルッペンは俺の手を自分の首に当てていた
相手の方が背が高いから目の前に自分の手が当てられているグルッペンの首がもろに見える
その首は思っているより細く、でも太くて確かに血液が流れていると感じる温もりがあって、なにより肺が生きるために空気を取り込んでいるんだと感じる微かな動き
このまま俺が力を入れたら折れてしまいそうな、そんな、首に、俺の手が当たっている
ぜっっったいに力を入れるなんてダメだ
頭ではわかってる、いやわかってない
確実に俺はこの首をそのまま絞めたい、絞めて殺したいと思っている
でもダメだ、ここでやってしまえば取り返しのつかないことになってしまう
俺が頭の中で考えていることとは別に俺の体はいつのまにかグルッペンを押し倒して馬乗りになっていた
ヤクライ「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハッ、ハッ」
ギュッ…ギュゥゥゥ………
……だんだん力が入っていってグルッペンの手が緩まってくる……
Gr「ーーッッグ… 」
……綺麗な顔だからか、それとも総統だからかなのか、はたまた俺にとって印象的な人を殺しかけている真っ最中だからかわからないがいつのまにか興奮しすぎて涎と鼻血が混じった液がマスクをつたってグルッペンのシャツの元に落ちていく
…….その時にグルッペンの目、が見えた
やっぱり殺されかけている人間が発する眼光じゃない
さっきよりももっとピンチなのに、どうしてコイツは暴れないんだ…?
もっと俺の中を見つめてるような……
……………数分そのまま見つめてた気がする
グルッペンはもう酸欠で瞳が上に向く寸前だったろうにギリギリまで俺と目を合わせていた
なんでかはわからないけど俺の脳が働き出した と同時に力を入れていた手が緩んでいく
Gr「…ーーーッツハッ、ハァーッ、ハァ、」
俺は自分が手を離したということに驚いて放心していた
Gr「ハァ、ハァ、…………それで、いいんだ」
グルッペンはニヤリと笑いながらいった
俺の記憶はそこで途切れた
はい。……え?癖がきもいって?
うちでも思う気がせんでもないよ。
正直このシーンが書きたかったからこの小説始めたまである。()
じゃあ、生きてたら、また、
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