異世界転生…

陰キャには無理な話だ。

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＿＿＿異世界転生…

1回はしてみたいなぁ…＿＿＿

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｢学校…やだなぁ…｣

｢あ、暗乃さんおはよ～！｣

｢え、あ、おはようございます…｣

暗乃　宙　（ｸﾗﾉｿﾗ）

（そう、私、暗乃宙は…）

とてつもなく…

陰キャ

なんです…

｢なーなーw｣

｢放課後カラオケ行かねw｣

｢いーやんw行こ～｣

（カラオケ…私には無縁な存在…）

（もし、もし異世界転生できたら…）

（絶対友達100人作ってみせる!!）

（生まれてこのかた、友達は犬のサナだけ！）

（享年18歳…）

（ぁぁぁぁぁぁ！）

（何故友達が出来ない?!）

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（みたいなこと考えてたら…）

（1日たって、放課後になってた…）

｢はぁ～…｣

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

｢？｣

｢あ、雨?!｣

（待って待って運悪すぎでしょ！）

（よし、雨宿り！）

（やっぱ運悪いな～…）

（友達はいないし…）

（家族は…）

（うーん…）

（走れば行けるっしょ！）

ﾀｯﾀｯﾀｯ

｢あ、やば疲れたﾊｧ｣

（走って5歩だぞ?!）ﾊｧ

｢やば…体力がない… ｣

キキｯｯー

｢へっ？｣

（運悪る過ぎる…）

｢ちょ＿＿＿！｣

（ぁぁぁぁぁぁ）

｢ち＿＿＿と！｣

（もう！）

｢ちょっと！起きなよ!!ﾍｯｸｼ!!｣

（え…誰？）

（片目ﾁﾗｯ）

（うーん…）

｢はぁぁ？起きないの?ﾌﾞｪｯｸｼｮﾝ!!｣

｢ﾌﾞｪｯｸｼｮﾝ!!ﾊｯｸｼｭﾝ!!｣

（は？何こいつ花粉症かよ）

｢起きないと〇すよ～！｣

｢そっ、それは!!｣

｢あっ！起きた～！｣

｢はじめまして!!｣

｢は、はじm…｣

｢私ハナ！｣

｢わ、私s…｣

｢よろしくね♪｣

｢あ、はい…よろしくお願いｼﾏｽ…｣

｢名前なんて言うの？｣

｢あ、私はｸﾗﾉｿﾗﾃﾞｽ…｣

｢え？なんて？｣

｢ﾋｯ…私は｣

｢暗乃宙!!ﾃﾞｽ…｣

｢ソラね！よろしく！｣

｢ね〜ソラ？｣

｢あ、はっはい！｣

｢一緒に魔王退治しよ♪｣

｢え？ぇぇぇぇえ?!｣

｢無理無理無理無理｣

｢いやいや〜！｣

｢やろ〜よ！｣

｢魔王退治しようよ～！｣

｢魔王退治したら有名になれるよ？｣

｢……ﾃﾞｷﾙ?｣

｢ん？｣

｢友達できる？｣

｢うんうん！できるヨー｣

｢だから！一緒に！｣

｢魔王討伐しよ！｣

｢う、うん…わかった｣

納得

｢やったー！｣

｢一緒に頑張ろー！｣

｢おー！｣

｢お、ォー…｣

（だだだだだ大丈夫か…な…）

（無理だよぉぉぉぉぉぉ!!）