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頬に水があったり、引いたり。この感触、この匂い。
アリシアは起き上がり周りを見渡すと見た景色、「江の島海岸」だ。
困惑してるアリシア、そうだおじさんのいる渚に行けば何か分かるかも。
アリシアは渚の方へ歩いていく。
「確かここだったような?」
渚があった場所は建物自体が変わっていた。
途方に暮れ駅の改札のベンチに座る。
「ん?」アリシアは駅のカレンダーを見る。
2005年!あれから5年後だ。。。
18歳の女の子が、無一文。身寄りなし、岬の連絡先もわからない。ホームレス状態。
これが極刑なのかもわからない。
ただひとついえるのは岬を愛している、その灯火だけは消えていなかった。
-5年後-
この瞬間を待ち侘びていた。江の島から銀座まで旅をしてホステスとして、銀座のクラブにくる、政府関係者に個人的に新資源をプレゼンした。私は連邦国立大学を主席で卒業得意分は資源学たった。
-運命の日-
「それでは文部科学省、再生資源開発担当のアリシアさんに発表していただきます。」
「みなさん、こんにちは、全国ネットで中継されているので緊張してます。今回の再生資源に関しては。。。。」
全国ネットでアリシアの報告は無事おわった。
「ふぅー、それとすみません、この場をかりて皆さんにお願いしたいことがあります。10年前私は、江ノ島で岬をという男性に出会いました。たった一日ちょっと過ごしただけなんですが、とても大切な人です。当時、連絡先を聞けなくて。」
「皆さんお願いします、10年前鎌倉に住んでいて今28歳の岬さん知っているい方がいたら教えてください。この瞬間の為に、資源の研究を5年してました、この方法しか思いつかなくて」
警備員が突入して生放送は中断した。職場では少し肩身の狭い時期はあったが私の気持ちに賛同してくれる人もいた。
結局一年情報を待つが彼は現れなかった。きっと結婚したりや彼女がいて会いたくないのかもしれない。
そんな時、私のSNSに1通のメールが岬という人をしっているという簡単な文章と待ち合わせ場所の指定であった。
約束の日に私は国立医大病院の前にいた。「アリシアさんですよね?」
私は目を疑った、紛れもない岬だった。少し大人びた岬
「岬?」
「すみません、僕は岬ではなく弟の翔です」
「弟。。。」
「少し歩きませんか?」
「はい。。」
「テレビ見た時はびっくりしました、でもまさか兄の事とは思ってなくて」
「あの岬はどこにいるんですか?」
「兄は。。。2000年の夏の深夜、江ノ島の海岸で倒れているとこを発見され、命に別状はないのですが、記憶がなのか感情を持たなくなって、食べたり、寝たりはできるのですが対話ができなくて今もこの病院にいるんです。」
「え。。。」
「あそこの車椅子に座ってるのが兄です」
翔はすこし遠くの中庭にいる車椅子の男の方を指した。もしかしてタイムスリップの時に一緒にいたことによる後遺症。。。
アリシアは対面するか、どうするか悩んだ。どんな顔して会えばいい。アリシアの気持ちを悟った翔は
「今ならまだ引き返せますがどうしますか?」
アリシアは何も言わず岬の元へ
「兄貴、お客さんだよ」
岬はゆっくりこちらを向く紛れもなく岬、年をとったのと、少し痩せてはいるが岬だった。
「岬、アリシアよ、覚えている」
「あ り し あ。。。」
「うわあああああっ」岬が頭を抱え叫びだした。近くにいた看護師につれられ病室へ
「今まであんな事なかったのに。。」翔
翔は先生と話をしている。私は鎮痛剤で眠っている岬に付き添っていた。
「アリシアさん、僕は仕事にもどりますが」
「もう少ししだけ岬と一緒にいます。」
私にとっては5年だけど岬は10年も苦しんでいた。
それから仕事が休みの時や時間が空いた時私は岬に会いに行った。
会話はできない、私が車椅子をおし食事を与える。それだけしかできなった。