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そして、すまない先生は目の前の生徒。ブラックとバナナと対峙した。
クラス1の頭脳に、クラス1の強さを誇るバナナ。
2人を相手に、すまない先生は立ち向かった。
✵✵✵✵✵
ブラックの電磁砲に、バナナの銃弾を避ける。あまりの攻撃の激しさに、近づけない。
すまない先生は内心焦っていた。
(全く隙がない・・・!!この2人が組むとほんとに嫌!!)
と、すまない先生は眉を顰め、攻撃を避ける。
流石すまない先生と言うべきか、銃弾と電磁砲の雨をすまない先生は避ける。
だが、“全て”を避けることは出来なかった。
銃弾を掠め、電磁砲を掠める。
掠める度に、血が噴き出す。痛みに顔を歪める。
(・・・まずい・・・このままじゃ・・・ジリ貧だ・・・!)
不死のトーテムはレッドブル戦の際に使わず、残っていたのがあった。だが、それも先程頭を撃たれた際、使用してしまった。
すまない先生はそう考え、ブラックたちに急接近した。
そして、ブラックの電磁砲目掛け、剣を振り下ろそうとする、だが、バナナがすかさずすまない先生を撃った。
「ぐっ・・・!」
脇腹を撃たれ、足を撃たれ、すまない先生は呻く。
弾は抜けているようだ。
バナナは無言で銃口をこちらに向けていた。
(・・・まずいな・・・)
足が言うことを効かない。このままでは、やられてしまう。
あと1つ不死のトーテムが残っている。だが、今まで酷使しすぎて、治りが遅くなっているのに気づいた。
もし、ここでやられたら、不死のトーテムがちゃんと起動するかどうかも怪しい。
バナナも、ブラックも、無言でこちらに銃口を向けた。
(・・・これは・・・本当に死ぬかもなぁ・・・死んだら・・・みんなは悲しんでくれるかな・・・なんてね・・・)
すまない先生は、目をつぶった。
バナナとブラックは同時に電磁砲と銃を放つ。
✵✵✵✵✵
『シルバー・ウォール!!』
突然、すまない先生の目の前に壁が出来る。突然のことに、すまない先生もブラックたちも目を丸くしていた。
「すまない先生!」
ふと、声が聞こえ、振り返る。
思わず、すまない先生は涙が零れた。
「・・・みんな・・・?」
そこには、紛れもない、“銀さんたち”が立っていた。