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私が離れると、佐久間さんは優しい声で落ち着いた?と言ってくれた。
 「では、今度こそ帰ります。」
 私がそう言って、荷物を持ち、玄関に向かおうとしたら…
 「傷!まだ、治してない」
 そう言って、救急箱を手に持ち私に言った。
 確かに、よく見ると私の足には大きな傷口があった。
 でも、私は消毒が嫌いだからいつもしてこなかった
 逆にしないように、いつも安全でいた。
 でも大人に構ったら迷惑になるだろうから、仕方なく佐久間さんの方へ足取り重そうに向かった。
 「笑もしかしてだけど、凛花ちゃんって消毒嫌い?」
 私は二つのことにびっくりした
 私の名前となぜバレたのか…
 「どうして、わかったんですか?」
 「だって、来るときめっちゃ嫌そうだったもん笑笑」
 「でも大丈夫!俺、意外と上手いから。安心して^_^」
 佐久間さんを信用し、勝負に立った。
 だが、怖い
 ずっと手を強く握りしめてると、佐久間さんがはい。と手を差し出してきたから何かと思ったら、
 「怖いでしょ?いいよ。ツナとシャチの恩返し!」
 私は、甘えて佐久間さんの手を強く握った。
 消毒中の時に私は聞くことにした。
 「どうして、私の名前を知ってたんですか?」
 「ん〜っとねぇ、家まで運ぶときに生徒手帳が落ちちゃって、わざとじゃないんだけど!見ちゃったの。中には、名前が書いてあったから、豊田凛花って。」
 「それ以外何もみえてませんよね?!」
 私は焦って聞いた。だって、そのページには、大切な宝物が入ってるんだもん。
 「見てないよ!笑 人の個人情報そんなに見ちゃだめだし。それに、凛花ちゃんのことで頭がいっぱいだったから」
 「ありがとうございます…」
 「はい、終わり!!」
 喋りながら、治療してもらっていたら大っ嫌いな消毒があっという間に終わっていた。
 私が驚いた顔でいると、佐久間さんはめっちゃ笑っていた。
 「いやー、ほんと凛花ちゃんって面白い笑 めっちゃ、真面目だしおもろいし、すぐ顔に出るんだもん」
 え?!と焦る私に可愛らしい声で爆笑する佐久間さんに戸惑う私がバカみたいだった。