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「では、帰ります。」
「えー、、…まだ居ればいいのにぃ。」
佐久間さん、ダメなんですよ…アイドルの家に一般人娘がいるのは、もうファンに殺されちゃいます
別れを告げて、玄関に向かい、ドアを開けると
ザーーーーー、、、、
雨の音
ゴロゴロゴロゴロッッッッッ!!!!!
雷の音
佐久間さんの方を見ると、さっきまでの悲しそうだったうるうる顔から
心の底から笑みを浮かべる佐久間さんの顔に変わっていた…
「こりゃー、帰れるわけないね!!!!」
なぜ、喜んでるんですか佐久間さん。
とうとう私を墓場の入り口までに連れてきてしまったか、佐久間さん…
「でもすぐ近くなんで帰れますよ!!」
「いやー、このまま帰ったら落雷するよ?」
「行けます。こう見えて50m走6、7秒台ですよ?」
間違いなく、断り続ける私。
いいぞ、自分この選択はファンの方、地球にとっても最高だよ!!
プルルル…
「あ、マネージャーからだ!」
マネージャーさんから電話が来た佐久間さん。
佐久間さんが電話をしている間にこっそり出ようと思い、荷物を持ちすぐドアを開けようとするが
ドアの開け方が予想通りに上手くいかない!!
なんで?私の家と同じ開け方じゃないの?え?それぞれ家によって違ったんだ…
いや、でも私は諦めない!!
「何やってるの?」
はい終わったー。人生終了のお知らせ
「マネージャーから電話があってさ、急遽来て欲しいみたいだから家よろしくね!」
「え?家、よろしくねとは…?」
「俺、今から事務所に行かなきゃだから家、守ってて!!ツナとシャチのことも!!」
「じゃ、よろしく〜!!」
私の返事なんか聞かずにすぐ嵐のように去ってしまう佐久間さん。
「ツナ〜、、シャチ〜、、あなた達の飼い主はどう言う人なの?」
ニャー
ツナとシャチが私の膝の上に座ってきた。
癒しだよ…ありがとね。
だが、ずっと上に乗ってるから爪も当たるから手が引っかかれちゃった*…*
でも!!これが可愛さなんだよね!!