テラーノベル
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夜。
部屋は静かだった。
ソファの前のローテーブル。
その上にはピザの箱。
チーズの匂いがまだ少し湯気みたいに残っている。
エリオットはソファに座っている。
さっきまでソファに押し倒されていたのに。
今は普通に座って、ピザを一切れ持っている。
もぐもぐ。
「……うま」
向かいじゃなくて。
隣。
チャンスも同じソファに座っている。
距離は近い。
エリオットはもう片方の手でピザを持っている。
そして。
もう片方の手は——
チャンスの手。
指が絡んだまま。
離れていない。
チャンスはそれを見て少し笑う。
「エリオット」
「ん?」
口にピザを入れたまま返事。
「手」
エリオットがちらっと見る。
繋いだままの手。
それから普通に言う。
「うん」
チャンスが眉を少し上げる。
「うん、じゃなくて」
エリオットはまたピザを一口食べる。
「別にいいじゃん」
もぐもぐしながら言う。
「落ち着くし」
チャンスは少しだけ黙る。
それから。
握り返す。
少しだけ強く。
エリオットが横を見る。
「……チャンス」
「なんだ」
エリオットは少し笑う。
「さっきさ」
ピザをもう一口。
「キス多すぎ」
チャンスは肩をすくめる。
「煽ったのは誰だ」
エリオットは笑う。
「俺」
少し間。
「でもさ」
チャンスを見る。
「嫌じゃなかったでしょ」
チャンスは数秒黙る。
それから小さく笑う。
「……まあな」
エリオットは満足そうに笑った。
そのまま。
ピザを食べながら。
#Vanity
ゆ
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おはうよp@6秒で殴る天才子役
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#chance
あいうえお
265
ゆ
433
夜中の静かな部屋で。
2人の手は。
ずっと繋がったままだった。
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