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僕の存在証明
夏休みが始まり、深海の祖母の家に来て2日目。また玲菜は変な噂のことについて話してきた。
玲菜「もしも、私攫われちゃったらどーしよー!!」
玲太&玲莉「攫われる要素がないから大丈夫だと思う。」
玲菜「おいこら、それどういう意味じゃ?」
未亜(そのままの意味だと思うけどなー、、、)
亜斗「でも本当に攫われちゃったりして、行方不明になったりしたらどうするの?」
玲太「きっと大丈夫だって!明日には深海の祖母だって帰ってくるし!」
俺はそう言って亜斗の頭を撫でた。
亜斗「そうかな、、、?」
それでもまだ不安そうだ。無理はない。こんな子供しかいない所でそんな話をされると不安になる。
玲太「きっと噂で終わるよ!」
玲莉「そうよ。明日までの辛抱よ」
るぅた「なんの話ししてるんですか?」((ヒョコッ
玲太「噂話だよ。」
るぅた「あー、昨日言ってた、、、」
るぅた「そんなことより一緒に買い物に行ってくれませんか?」
玲菜「おっ!じゃあ私行くー!」
るぅた「それじゃあ行っていますね!わかっていると思いますが、危ないことはしないでくださいね!」
玲太「玲菜が居ないから大丈夫だろ。」
るぅた「それならいいんですが、、、」
玲菜「えっ!?よくないよ!?」
そう言って、玲菜と深海は買い物に出かけた。こっちも喋りながら2人の帰りを待った。
ー1時間後ー
まだあの2人は帰ってこない。流石に心配になっていた。そしたら急に戸が開いた。
るぅた「みなさん!大変です!」
そしたら深海だけが帰ってきて、大声でそんなことを言い出した。
玲太「どうしたんだ?深海」
るぅた「急に玲菜さんがいなくなったんです!」
玲莉「え!?」
愛葉兄妹「それって大丈夫なの?」
るぅた「わかりません。そもそも目を離していたすきに何処かに行ってしまって、、、」
玲太「とにかく探さないと、、、!」
るぅた「こんな暗いなかじゃどうしようもできませんよ!」
玲莉「とにかく警察に電話を、、、!」
るぅた「わ、わかりました!」
るぅた「もしもし!?警察さんですか?」
警察「どうしました?」
るぅた「実はーーーーー!」
警察「なんだって!?今すぐそっちに向かいます。住所を教えてください。」
るぅた「○○○ー×××です!」
警察「今すぐ駆けつけます!」
ー5分後ー警察がついた
警察「すいません。どうしていなくなってしまったのか教えてくれませんか?」
るぅた「買い物するためにお出かけをしていたんです、、、。そしたら目を離したすきに何処かに行ってしまったみたいで、、、。遠くには行っていないはずだと思い、色々なところを見たんですが、見当たらなくて、、、。」
警察「わかりました。心配なのはわかりますが、貴方達学生はもう寝なさい。ここからは私達が全力で探し出しますので、」
るぅた「わかりました、、、。」
突然のことすぎて俺は頭の処理が追いつかなかった。ただ、あの噂が関係しているんじゃないかと思い、汗が止まらなかった。あの双子に大丈夫と言ったが、本当は大丈夫ではなかったかもしれない。
玲莉「玲太、、、。悲しいのはわかるけど、泣かないで。」
俺はいつのまにか、年下達の目の前で泣いていた。姉を失いそうになっていることが怖かった。いつでもうるさい姉だが、色々なことを教えてくれてそして守ってくれた。玲莉は知らないかもしれないが、俺はちゃんと見ていた。そのせいで、もっと怖いと思っている自分がいた。
僕の存在証明ー2日目の異変。噂。ー
次回ー行方不明からの帰り。祖母と深海の秘密ー