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こりん
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#brfr
suzu🎲⭐️🎼⏳🪽🎺
232
✦ ─────── ✦
その連絡が来たのは。
数日後だった。
💗『今度少し話せる?』
短いメッセージ。
珍しく真面目な内容。
💜『いいぞ』
💗『ありがとう』
それだけだった。
◌ ───── ◌
休日。
駅近くの公園。
ベンチ。
向かい合って座る。
少しだけ沈黙。
先に口を開いたのは彼女だった。
💗「ごめんね」
💜「?」
💗「急に呼び出して」
💜「別にいいけど」
風が吹く。
沈黙が落ちる。
そして。
💗「別れよう」
いるまは黙った。
驚いた。
それは本当だった。
だけど。
言葉が出てこない。
◌ ───── ◌
💗「ごめんね」
💗「いるまは悪くないよ」
💜「なんで」
やっと出た言葉。
💗は少し笑った。
寂しそうに。
💗「優しすぎるから」
💜「意味分かんねぇ」
本気で分からなかった。
だからそう言った。
💗「うん」
💗「知ってる」
◌ ───── ◌
💗「ねぇ」
💗「私のこと好きだった?」
💜「好きだから付き合った」
即答だった。
嘘じゃない。
本心だ。
でも。
彼女は首を横に振った。
💗「うん」
💗「そうだと思う」
💗「でもね」
少しだけ笑う。
💗「私が欲しかった好きとは違った」
静かな声だった。
責めていない。
怒ってもいない。
ただ。
悲しかっただけ。
◌ ───── ◌
💜「……」
返す言葉が見つからない。
何か言うべきなのか。
引き止めるべきなのか。
それすら分からなかった。
💗「その顔」
💜「?」
💗「困ってる顔」
図星だった。
💗「やっぱりね」
少しだけ安心したように笑う。
💗「ありがとう」
💗「今まで」
💜「おう」
💗「楽しかったよ」
💜「俺も」
それは本当だった。
◌ ───── ◌
立ち上がる。
💗「じゃあね」
💜「……おう」
最後。
彼女は振り返らなかった。
その背中を見送りながら。
いるまは考える。
💜(終わったのか)
不思議だった。
悲しい。
とは少し違う。
寂しい。
とも少し違う。
ただ。
胸の中にぽっかり穴が開いたみたいだった。
◌ ───── ◌
夜。
スマホを見る。
彼女とのトーク画面。
最後のメッセージ。
『ありがとう』
それを見て。
画面を閉じる。
💜(恋愛って)
💜(難しいな)
それ以上は考えなかった。
考えても分からなかったから。
◌ ───── ◌
同じ頃。
❤️『飲むぞ』
グループチャットに通知が届く。
💜『急だな』
❤️『失恋した奴がいるからな』
💜『誰だよ』
❤️『お前』
💜『うるせぇ』
思わず笑った。
🩷『金曜空けといて』
🩵『強制参加〜』
💜『はいはい』
画面を見ながら。
少しだけ肩の力が抜ける。
✦
終わった恋に。
涙はなかった。
けれど。
何かが確かに終わった。
そして。
何かが静かに動き始めていた。
✦
コメント
1件
あいさん、第21話読みました。別れの場面、静かで切なかったですね。いるまが「優しすぎるから」って言われて、意味が分からないって本気で困惑してる感じがすごく伝わってきました。最後のグループチャットで「お前」って言われて笑うところ、ああ、ちゃんと仲間に囲まれてるんだなって安心しました。悲しみよりぽっかり穴が開いたような感覚、すごく分かります。タイトル「19.」も含めて、余韻が美しい話でした。