テラーノベル
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――――――
腕を引っ張られたこの路地裏を出ると
夜でも人通りは変わらない都会を抜け
静かな住宅街、自分の住んでるマンションへ入った
――
hbr.side
雲「ただいま~ッ、…」
花風さん…かっこよかったな…
やらないですかって聞いた自分マジバカだな…
腹は空いてないし風呂だけ入って寝よ
――
雲「…〜、」
朝来いって言われた場所に行かないとな
早起きできっかな~…
――――
not.side
雲「は、…ッ」
雲「ぁ、…今何時…?」
雲「12時56分!?」
雲「ぇ、…ちょ、」
雲「準備しねぇと、…」
時間が無い為髪はノーセットで結び
ベッドの上にあったパーカーとズボンを着て
最小限の荷物と貰った紙をポケットに入れて家を出る
――――
雲「……ここ、……」
雲「ぁ、?…コンビニ…、」
雲「ここ、…こっち…?」
雲「ここ、、だよな…?…、」
顔を上げると普通の一軒家だった
確かにこの家を指しているメモに従い
外のインターホンを鳴らした
雲「……、」
花「はい」
雲「ぁ、…来たんですけど」
花「雲雀君か、ちょっと待ってね」
花「昨日ぶりだね、」
花「いいよ、中入って」
雲「お邪魔します~…」
――
壁紙は白で統一されやたらと通路が広かった
そして少し甘ったるい匂いがした
花「ついてきて」
雲「はい、」
階段を登ってから花風へついていくと
白い扉の前についた
花「ここが僕の部屋」
雲「ぇ……、はい、」
昨日は一人称が俺だったのに対し
今は僕になっていることに驚く雲雀
花「…そこのソファ座っていいよ」
雲「…、はい…」
外見とは全く違う部屋は一人かと疑うほど広く
高そうなソファに座るのも躊躇するほどだった
花「…今はノーセット?」
雲「はい、」
花「僕がセットするからそこでじっとしてて」
雲「わかりまし
花「今から敬語使ったら服脱いでって」
雲「へ、…」
突然敬語禁止を言われ使うと服を脱げと言われる
今日は上着とパーカーとズボンと下着くらいしか
着ていなかった
だけど上着は上がる時もう脱いでいた
花「ワックス使うけどいい?」
雲「ぁ、はい、」
花「、はいも駄目、脱いで、早く」
雲「ぁ、え……」
花「じゃあ僕が脱がしてあげる」
雲「ぁ、ちょっと待ッ」
花「大丈夫、この部屋僕しかいないし暖房ついてるから」
雲「そういう問題じゃ、ッ!」
花風の冷たい手が雲雀の腹に触れて
無理矢理パーカーを脱ぎ剥がされる
雲「…ッ、、、」
花「ヒートテック着てるならいいじゃん、」
雲「も、ぅ…~」
花「ほら、頭動かさないの」
雲「………」
手際良く雲雀の髪を弄っていく
ずっと暇だった雲雀は髪に触れてる花風の手に
神経が行きくすぐったい感覚と
心地良い感覚でボーっとしていた
花「ん、出来たよ」
雲「………ッ、ほぇ…」
鏡を持ってきてから自分か分からない程の顔だった
髪をセットしただけでこんなに印象が変わることに
とても驚きを隠せず口をポカーンと開けていた
花「元の顔がいいからメイクはしなくていいか」
雲「ぁえ、」
花「で、服決めるから来て」
雲「は、…ッ…うん」
花「……」
――
似合いそうな服を体に押し当てて
これは違うな
これは似合いそう
これはかっこいいなと
雲雀は普段絶対に着ないであろう服が沢山出てくる
花「この中で自分がいいと思ったやつ選んで」
雲「ほぇ、」
左は紫色のシャツにハーネスが置いてあり
黒色のズボンに飾り程度のチェーンが付いていた
真ん中は白色のシャツに柄黒ネクタイ
紫色の緩いスーツ銀色のネックレスが置いてあった
右は少し赤紫色っぽいシャツに
黒ベスト黒ズボンレッグリング
金のブレスレットとネックレスが置いてあった
花「スタイルいいし身長も高いから」
花「なんでも似合うと思うけど」
雲「ぇ、これ…のどれか俺が着るってことっすか、」
花「そ、今日着る服以外にもこれらは全部あげるよ」
花「全部デカかったり貰い物とかなんだよね」
雲「……」
花「僕は左がかっこいいと思うけど右は女の人ウケ」
花「真ん中は男の人ウケだと思う」
雲「………じゃあ、、、左…」
花「ぉ、じゃあはい、着ていいよ」
雲「ぇ、ここで…?」
花「そんな気にすることなの?」
花「なに?毎晩知らないおじさんに裸晒してんのにちょっとの着替えだけを僕には見られたくないって」
雲「…ッ、////」
花「早く着替えてそれとも僕が着せてあげようか?」
雲「自分で着替える…」
――
全身鏡に映る二人の姿
鏡越しで雲雀の着た服をまじまじと見る
花「ん、似合ってんね」
雲「マジっすか、…」
花「ここ、シャツは2つ開けたほうがいい」
雲「ぁえ、」
上までしっかりボタンを閉めていたシャツに
上2つのボタンを外される
外した分鎖骨がしっかり見えるようにシャツを開いた
雲「……ぉ、…~~」
花「…ネックレスつけるか」
雲「え、」
高そうな銀色のネックレスを雲雀の首につける
花「……ハーネスもっと締めるね」
雲「うん…~」
シャツを引っ張ったり体のラインが分かるくらい
ハーネスを締めていく
花「よし、」
雲「ぁ、…こんな、、体のライン出てるけど…」
花「大丈夫、その方が売れるから」
雲「売れる…?」
雲「ぇ、」
花「人身売買じゃないよ、ホストクラブでね」
雲「ぁ~、」
花「因みにうちの店の名前は」
花「IMpホストクラブ」
雲「そうなんだ、…」
花「あと、IMpクラブは自分の本名を使っちゃ駄目」
雲「…え、花風さんって実名じゃない…!?」
花「さん付けやめて、」
花「まぁ花風って名前の人あんまいないでしょ」
雲「え、、本名は…?」
花「君が客に言わないことを信じるけど」
花「僕の名前は」
花「風楽奏斗。」
雲「ふうら、かなと…?」
奏「そ、」
奏「あと一人称は俺以外ダメ。」
雲「え、」
奏「僕は一人称が違うから危ないときあるんだよね」
奏「で、名前。どうする?」
雲「えっと、…」
奏「苗字は?」
雲「渡会雲雀…」
奏「………」
奏「浪亥(らい)でどう?」
奏「こう書く」
雲「…、かっこよ、…」
奏「覚えてね」
奏「自分の本名とキャストの本名は絶対店で口に出さないこと」
雲「はい」
奏「一人称は俺だからいっか」
雲「まぁ…」
奏「…そろそろ準備時間だから行くよ」
雲「え、…はい、!」
――
最小限の荷物を持って一階へ降り
沢山の靴から服装と似合う靴を履き
奏斗の車へ乗り込む
花「行くよ浪亥」
浪「うん、」
――――――
コメント
2件

まさかの展開でめちゃくちゃ面白かったです!!😭ということは他の2人は…お店の名前って…等考察が捗ります増々続きが楽しみです!とにかく作り込みが凄くてジャ〇プとかに連載されてても違和感ないぐらいです!😭ほんとこの作品大好きです!応援しております!✊