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友人の話
友人は仕事熱心だ。異常な程に。
確か、未だ足元に赤と黄色が混じり合い揺れて踊っていた時だったか。子供が近くの公園ではしゃいでいた様な気がする。
あの日、友人に用事があって、彼女の住処に訪れた。
『おぉい先生、一寸此れ見てもらい た…ってうわ…何だこりゃ。どうした?』
部屋に入った時、赤が広がっていた。
黒ずんだ赤が、部屋中に広がっていた。周りは綺麗に整えられていたが、飛び散った赤がついていた。勿体無いなぁ、と思いつつ、彼女に『どうしたんだ』、と声を掛けた。
『…あ、社長。申し訳御座いません。一寸汚れてしまって…』
彼女が振りながらマスクを外した。服も赤で汚れている。
彼女と目が合った時、不意に赤に彩られた彼女を『綺麗だな』と思った。
赤で彩られたようなドレスを来た黒と青の髪の彼女。実に映えるだろう。そう感じた。
…が、彼女の後ろにいる人物を見てそうは思えなく成った。
横たわっているのは男だった。
金髪で緑眼。開かれた腹、だらんと垂れた腕。
彼は先日、彼女に失礼を働いた依頼人だ。
『おいどうした其奴…』
『彼ですか?今日の依頼のターゲットでして…身柄は此方で好きにして欲しいとの事だったので、解剖しています』
男はそんなに珍しくもない三つ目族だった。
我が社にも三つ目族らしき男が拷問班のリーダーだが、彼は特殊らしい為、一般の三つ目族を見てみたかったのだろう。
『云ってくれれば三つ目族の仏さん位幾つか貰って来たのに。』
ドガッ、と近くにあった小さなソファに腰を下ろすと、彼女は困ったように云った。
『社長の手を煩わせる訳には行きませんよ。御気持ちだけでも嬉しいです』
困った顔をして笑った。可愛らしい少女の様に
彼女は俺と居るときだけ、普段とは違う顔を見せる。其れ程信用されている、という証拠だが、此の顔を見れない他の奴等は残念だな、と思う。
『解剖終わる迄此処で待ってるよ。急がなくて良いからな。』
『嗚呼、有り難う御座います。』
此方に顔を向けずに、いそいそと男の体内を切り割いたりしたり中身を取り出している。
とても丁寧に扱っているので、後々何かに使うのだろうか。用途は目に見えているが
同時に採血もしている。バケツいっぱいに赤が溜まっていくのが見える。
此処だけ見ると唯のマッドサイエンティストだなぁなんて呑気な事を考えていると、
突然、男が喋りだした。
『ぁ”、ぁ”…だ、だず、げ』
乾いた唇を必死に動かして、目だけギョロリと此方を向いている。
あ、未だ生きてたのか。なんて思った時、
彼女が男の眼球をメスで刺した。
『がッ 』
男は其れだけ云って動かなくなった。
俺は驚いた。何故なら彼女は医者なのだ。
「医者として人の命は大切に扱い生かしておくべきだ」、此れが彼女の口癖だった。
とても驚いたものだから、聞いた。
『え、良かったのか?生きてたのに…』
『医者として、人の命を奪うのは確かに気が引けますよ。』
『なら尚更…』
すると彼女はメスを置いて、此方に振り向いて、何時もの硬い顔をしてこう云った
『此の人、もうすぐ息を引き取りそうだったのです。だから、早く苦しみを終わらせてあげたほうが楽かなぁ、と。』
其れを聞いて、改めて俺は感じた。
やっぱり此奴は俺の最高の犯罪者だ、と。
友人の話
俺…黒崎 緋音 彼女…星原 弥月
コメント
8件
そういえば弥月の可怪しい部分、見せてないな〜と思って即興で書いた。 雑ですません
第192話、読み終えたよ…!😳✨ いやもう冒頭から「赤」の描写が生々しくてゾクゾクした〜!弥月ちゃんの「早く苦しみを終わらせたほうが楽」ってセリフ、医者としての倫理と彼女なりの優しさが混ざっててめっちゃ深い…😭💕 緋音さんの「最高の犯罪者」発言、痺れるわ〜この2人の歪な信頼関係、もっと見たい!!続きが気になりすぎる🔥
#二次創作
#自殺オタクみたいなゆーぎさん
👿遊戯@にんじん食べなさい!
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#本人には関係はありません
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