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鍵 が 最後 まで 回ら ない 。
手 が 震え て いる 。
こんな はず じゃ なかっ たのに 。
ただ の 喧嘩 だっ た 。
ドア を 押す 。
部屋 の 明かりがつい て いる 。
それ だけ で少し 救わ れる 。
靴 を 脱ぐ 。
音 を 立て ない よう に 。
奥 の 部屋 。ソファ に背中 を 向け て 座っ て いる , 小さな 影 。
動か ない 。
―― 怒っ て いる 。
そう 思っ た 。
でも ,肩 が 少し 揺れ て いる 。
胸 が 一気 に 苦しく なった 。
名前 を 呼ぶ 。
声 は 思った より,
弱く て , 彼 が振り向く 。
目 が 赤い 。
その 瞬間 , 全部 分かっ た。
怒っ て いた ん じゃ ない , 。
不安 で 一人 に なっ て ,, 君まで 泣かせてしま った 。
それ を させ た の は ,
” 私 ” だ 。
何 も , 言え ない 。
近づく ,一歩 。でも , 彼は 逃げ ない 。
もう 一歩 _
触れ た ら ,
壊れ そう で 。
手 を , 止める 。
「 …… ごめん 。 」
やっと ,
出た 言葉 。
それ だけ で ,
貴方 の 表情 が ,崩れ る 。
泣き ながら ,
笑う 顔 。
胸 が,
締めつけ られる 。
抱きしめる 。
力 は 弱く ても, 離さ ない 。
ここ に いる 。
『 もう, 出て いか ない 。 ずっと 傍にいるから 』
そう ,伝え たく て
何度 も ,
背中 を 撫でる 。
その 温度 ,
その 重さ ,
失う 想像 を して しまっ た 。
その 全部 が 怖かっ た 。
だから, もう, 離れ たく ない。
その 気持ち に ,
名前 を つける なら ,
きっと ,
――――――
「 恋 。 」