続き
⛄BL
💛×💜
ー
「ねえふっか、明日OFFだよね?」
ふっかがキッチンでアイスを取り出している背中に声をかけると、「うん」と、冷蔵庫の音と一緒に軽く返事が帰ってきた。
「映画でも行かない?」
「最近公開したやつで観たいって言ってたやつあったでしょ?」
「え、いいの?珍しいじゃん、照から誘ってくるなんて。」
ふっかはアイスを片手に振り返る。スウェット姿で、寝癖のまま。
それはいつもの「ふっか」で、俺にとっては見慣れすぎた景色。
でも、今日の俺の心の中は少しだけ違う。
「いいよ、明日暇だし。」
そう言ってソファに戻ってくると、ふっかはクッションを抱えて笑った。
「ていうか、何の映画?俺、全部観たいから(わら」
「ん、ジャンルは……恋愛?」
「マジか、超レアじゃん!(わら」
「照って恋愛映画見るタイプだっけ?」
「たまにはね、勉強にもなるし。」
「勉強?何の?」
「……演技のだよ。」
そっかーってアイスの蓋を開け始めた。
ふっかが何も気付いてないのは分かってる。けど、あえて答えを濁したのは、俺の中でまだ期待が消えていない証拠だった。
そのまましばらく、部屋の中はふっかの食べるアイスのスプーンのカチャカチャいう音だけ鳴っていた。
アイスを食べ終えたふっかは、ソファの上であぐらをかいてゲームを始める。
何度も見た構図。けど、俺の中には重たいものが溜まっていた。
「ふっか」
「ん?」
「俺、ふっかの事……好き」
「また言ってる〜。好きって言いすぎだってば(わら」
いつもの笑顔。肩をすくめて、軽く流すように。
まるで俺の気持ちなんて、どこにも存在してないみたいに。
「嘘じゃないから。ガチで言ってる。」
「……本気で?」
「本気」
「そっかぁ」
そう答えたふっかの目は、ゲームの画面を見たままだった。
俺の顔なんて1度も見ない。
真剣な言葉を、どこにも置いてはくれない。
俺が本気で、ちゃんと「好き」って言ってるのに。
何度伝えても、「また言ってる」って流される。
これが何回目なのか、もう分からない。
なのに俺は、また言ってしまう。
届かないのに、言いたくなる。
ふっかは優しい。誰にでも。何にでも。
けど、その優しさがたまに刃のように俺に刺さる。
俺の事も、大切には思ってくれてる。
だけどそれは、きっと「メンバーとして」とか、「友達として」とか、そういう「普通の愛」だ。
だけど俺は、それじゃ足りない。
好きだって、抱きしめたいって、誰にも渡したくないって思ってる。
それが俺の「愛」だ。
「……明日、ちゃんと起きろよ。ドタキャンすんなよ」
「わかってるよ、起きる起きる(わら」
ケラケラと笑うふっかに、俺はため息を1つついた。
多分明日も、俺の「好き」は冗談扱いされるんだろう。
それでもいい。いや、本当は良くない。
だけど、それでも、傍にいたい。言いたい。伝えたい。
いつか、ふっかがちゃんと向き合ってくれるその日まで。
俺は、何度でも「好き」って言い続ける。
ー
そういえばですが、皆様スタジアムは参戦、参戦予定はありますか?
そして、ライブビューイングは見ましたか?
日産は確か、配信もありますよね?
…いや、運営さんすごすぎる🥺
見逃しても見れるみたいですもんね、ありがたい😭
おっと、話が長くなってしまいました👀
💬&フォロー待ってます☺️💞
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