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椥守 蕊月
78
#近未来
鳳蓮荘
307
翌日・教室
HRまでまだ時間ある頃
男子A
「なあそこの4人」
直政
「ん?」
忠勝
「なんだー?」
男子A
「お前らさ」
男子A
「前、中学生の女子からヤンキー集団だと思われて怖がられてたぞ」
四人
「は?」
忠次
「いつの話だよ」
男子A
「先月」
男子A
「コンビニの前でたむろってたじゃん」
回想
放課後
コンビニ前
直政
コンクリートにあぐら
忠勝
ヤンキー座り
康政
普通に立ってる
午後ティー飲んでる
忠次
電柱に寄りかかって腕組み
見た目だけなら完全に怖い集団
しかし会話
直政
「今日榊原ん家泊まっていいー?」
康政
「いいよー」
直政
「やったー!」
忠勝
「俺も行く」
康政
「どうぞー」
忠次
「またか」
直政
「今日何する?」
忠勝
「ゲーム!」
康政
「映画も見よう」
直政
「お菓子買う!」
忠次
「遠足前の小学生か」
その時
近くを通った中学生女子二人
女子A
「ねぇ…」
女子B
「う、うん…」
女子A
「あの人たち怖くない…?」
視線の先
腕組みの忠次
ヤンキー座りの忠勝
地面に座る直政
無言で午後ティー飲む康政
女子B
「目合わせちゃダメだよ…」
女子A
「う、うん…」
スタスタスタ
早歩きで離脱
しかし
直政
「ねぇ忠勝」
忠勝
「ん?」
直政
「ポテチ何味買う?」
忠勝
「コンソメ!」
直政
「俺のり塩!」
女子A
(怖い人たちがポテチの話してる…)
現在
教室
忠勝
「マジ!?」
直政
「俺らが!?」
康政
「へぇ」
忠次
「なんでだよ」
男子A
「見た目」
男子B
「完全に見た目」
女子A
「だってあの時の忠勝ヤンキー座りしてたし」
忠勝
「地面に座りたくないだけだ!」
男子B
「酒井は腕組んでた」
忠次
「普通だろ」
男子B
「怖い」
女子B
「井伊くんは地面であぐらかいてた」
直政
「楽だから!」
女子A
「榊原は無言で飲み物飲んでた」
康政
「午後ティー」
女子A
「それが逆に怖いの!」
直政
「えぇぇぇ!?」
忠勝
「俺ら優しいのに!」
忠次
「少なくともお前らはうるさいだけだ」
その時
教室のドアが開く
他クラスの生徒
「すみません」
直政
「!?」
サッ
忠勝の後ろに隠れる
他クラスの生徒
「え?」
忠勝
「どうした?」
生徒
「プリント届けに…」
直政
「……」
忠次
「見ろ」
康政
「後輩ちゃん発動」
男子A
「人見知りで他人来たら隠れるヤツがヤンキーなわけないだろ」
女子A
「たしかに」
女子B
「むしろ小動物」
直政
「小動物じゃない!!」
忠勝
「ハムスターかな」
康政
「モルモットかな」
忠次
「どっちでもいい」
直政
「なんでだよぉぉぉ!!」
コメント
1件
よかったです、第8話!見た目は完全にヤンキー集団なのに、中身はポテチの話で盛り上がる遠足前の小学生みたいな4人組…そのギャップがもうたまらなく可愛いですね(笑) 特に「後輩ちゃん発動」で忠勝の後ろに隠れる直政が小動物扱いされる流れ、ほっこりしちゃいました。見た目だけで判断しちゃいけないなあと改めて思うし、彼らのやりとりが優しくて好きです。午後ティーを無言で飲む康政が「逆に怖い」って言われるのもツボでした。