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「え…?」


そこには、昨日の女子たちがいた。

みこちの椅子や上履きに画鋲をくっつけていたのだった…


「おいッ!!お前ら何をしてんだ!」


そう言い私は、画鋲が入っている入れ物と上履きを取った。

上履きにはくっつけておらず、画鋲を取り出したら履けるか…?


『なっ!やめてよ!』

「…やめてだぁ?何言ってんの。そうやっていじめられてる人の気持ちも考えられない奴らが。なんで、誰も”いじめる”と言う意見に反対しなかったのかがわからない。どうせ「自分もされるかもしれないから〜、、、」と言ってんだろ。いじめられたくないのは分かるよ。けど一緒にいじめるのは違う。頭を冷やせよ。やられた人は一生トラウマだし、やった人はどうせ覚えてても嘲笑うだけだろ?反省して謝っても傷ついた心は治らないんだよ。許したとしても警戒心しかないと思うよ。…なんでこんなことしたの?」

『…だって、だってだってだって!あいつが私のすいせいちゃんを、、、』

「……いつお前のものになった?お前みたいなやつなんか好きじゃない。いじめる奴らも好きじゃない。見て見ぬ振りもするやつも好きじゃない。誰もお前なんか好きじゃない。」

『ッ…!もう行こうみんな!』

『…え、ぁあ…わかった』

「………」


いじめっ子はそう言って教室から出ていった。いじめなんてネットがなくてもどうせあるんだ。

自分が気に入らないだけでいじめる。あなたは悪くない。何も悪くないんだ。みんなに優しいし、一人で頑張って耐えてきたんだね。でも大丈夫。私がついてるから、もうそいつらのことについては振り返らなくていいんだよ。逃げることも大切。逃げちゃダメなんて誰も言ってない。けど、相談してくれなかったのは悲しかった。私が気づかなかったら、学校も来なくなってしまったのかもしれない。毎日が重なると嫌だなって言う気持ちが増してくるよね。だけど、学校休むのもいいことだよね。ストレスを一度落ち着かせるのが大切だから、休んでいることに責任を持たないで。自分の心と向き合えてるだけですごいよ。本当に良かった。死ななくて良かった。

私は上履きの中の画鋲を取り除き、椅子についてる画鋲も時間をかけて取った。


「…あれ?すいちゃん何してるの?」

「…あ〜、掃除…?」

「……掃除?」

「うん掃除してた。ゴミ共をね」

「…そっか。お掃除ありがとうね」

「うん、ゴミがたくさんあって息苦しかったでしょ?丁度よかったよ。相談無理にしなくていいからさ、我慢しすぎないでね?」

「…うんグスッありがどぅ…」


あなたは泣いていた。ずっとずっと我慢してきた涙が溢れてきた。


「…ずっと辛かったと思う。誰にも見向きもされないで、助けてくれなかったんだね。でも、もう私がいるよ!みこちを守るし、いつでも相談していいし、寄り添うよ。いや、寄り添わせて。」

「…ふふっ、ありがとうね。心配してくれて。なんか王子様みたい」

「すいちゃんは迎えにいく王子様だから。いつでも呼んで」

「…うん。」


あぁ、久々にあなたの笑顔が見れてよかった。

まだ落ち着いてないし、想いを伝えるのはまだ少し後かもな、、、



次の小説に続く…



追記

いじめっ子にたいして、本当の思いを大量に書いたから誤字があるかも☆

みんなも無理すんなよ!嫌なことがあったら我慢しないでね!

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