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■世界観
この世界では、そろばんはただ数を数えるための道具ではない。
珠を弾くことで、現実に影響を与える力を持つ装置として存在している。
見た目は昔ながらのそろばんのまま。
しかしそこに、ビー玉やおはじきのような珠を組み込み、正しく弾くことで、攻撃や防御といった現象が現実に発生する。
珠にはそれぞれ性質があり、爆発するもの、広がるもの、貫くもの、守るもの、一瞬で連鎖するものなど、組み方によって結果は大きく変わる。
さらに、どの順番で並べるか、どれだけ正確に止めるか、どの強さで弾くかによって、その威力と挙動はまったく別のものになる。
戦いは誰の目にも見える形で起こり、街の中でも日常の延長として存在している。
駄菓子屋ではその珠が売られ、子どもたちは遊びとして触れ、大人は力として扱う。
ただし、珠を持っているだけでは何も起こらない。
正しく組み、正しく止め、正しく弾くことができる者だけが、その力を引き出せる。
また、そろばんそのものにも違いがあり、扱う者によって現れる結果は変わる。
同じ珠、同じ配置でも、使う者の精度や集中、そしてそろばんの性質によって、まったく別の力になる。
この世界の戦いは、単なる力比べではない。
積み上げるか、強化するか、すべてを解き放つか。
その選択とタイミングが、勝敗を決める。
計算がそのまま現実になる世界で、
強さとは、どれだけ正しく組み、どれだけ正しく扱えるかで決まる。
そしてその先にあるのは、
「持つ強さ」ではなく、「使いこなす強さ」である。
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