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〖 第3話 〗 屋上はみんなのもの
この学校にもようやく慣れてきたある日の事。
お昼休みのチャイムが鳴る。
あれから毎日のように来ている渡辺くんはこのチャイムと同時に保健室を出ていった。
……彼は何をしに来ているんだ
まあ、そんなことは置いといて。
私は保健室を担当するもう1人の先生に許可をもらい、気分転換と外の空気を吸うのを兼ねて屋上へと向かった。
キィ…
鉄が錆びた様な音を立てながら屋上への扉が開いた。
生ぬるい風に吹かれた桜の花びらが頬を掠める。
すると途端に大きな風が吹き、視界を奪う。
そして目を開けると、屋上の奥の方にかなり複数人の男子生徒が戯れていた。
私は目を凝らした。
最近視力が落ちてきた私でも、1人だけ、顔と名前が一致した生徒がいた。
確か名前は………。
佐久間くん、だったかな。
あの、髪の毛のピンクの子ね。
ちっちゃくてピョンピョンしてて、一際うるさい。
間違いない、佐久間くんだ。
私はさらに目を凝らす。
でも流石に距離がありすぎて見えない。
そうしていると、例のピンク君が、また私の存在に1番に気づいたらしい。
“ せんせー! “
何の前触れもなくそう呼ばれ、他の生徒の目線を感じながらも仕方なく集団に近づく。
ほほぉ…。9人もいるのか、、
近くに来て改めて顔を見ると、佐久間くんの他に3人だけわかる人がいた。
確か、
渡辺くん、宮舘くん、阿部くん、だったよね。
渡辺くんは保健室の住民。
宮舘くんは渡辺くんの幼なじみで貴族オーラ満載。
阿部くんは生徒会長。
残りの5人は、全くわからない。
……あ、でも強いて言うなら、9人の真ん中でわんぱくにおにぎりを頬張るイケメンな子は見たことある……。
確か、結構有名で…名前は……、
そうそう、目黒くんだ。
女子生徒達の中で、サッカー部にイケメンがいるという噂を聞いたような、聞いてないような…、それが目黒蓮くんだ。
……たしかに、イケメン…。
なんて、うろ覚えな自分の記憶を辿っていると。
?「これが、新任の先生か」
阿「もう!ふっか!これ、はダメでしょ!」
?「まーまー、とりあえず自己紹介するか!笑」
佐「じゃ、言い出しっぺの照から!」
?「俺から?」
岩「えーと、岩本照です。」
岩「よろしくお願いします…?」
?「はいはーい!」
深「俺は深澤辰哉でーす!」
深「この中で1番のイケメンです!」
シ────ン
深「なんで黙るんだよ!!」
?「次は俺やな!」
向「どーもー!万能調味料こと、塩麹よりも向井康二でぇすッ」
向「よろしゅーなー!」
?「じゃ、俺いきます」
目「サッカー部の目黒蓮です。」
目「ザリガニ釣りが好きです」
?「最後は僕だね!」
ラ「僕はラウールって言います!」
ラ「ベネズエラと日本のハーフで〜す!」
岩本くん、深澤くん、向井くん、目黒くん、ラウールくん……、
こりゃ覚えるの大変そうだな、、笑
向「あれ?さっくん達は自己紹介せぇへんの?」
佐「俺達は保健室でもうしたんだよね〜笑」
ラ「保健室?!なんで?!笑」
…あれ?
そういえば、渡辺くんと宮舘くんは…?
そう思い、ふと9人がいる所を見渡すと、
端の方でおいしそうに弁当を頬張る渡辺くんと、それを嬉しそうに見る宮舘くんの姿があった。
……これは、邪魔しないでおこう。
阿「ジャスティス…」
…ん?なにか聞こえた?
……気のせいだよね。
キーンコーンカーンコーン
その時、お昼終了のチャイムが鳴った。
9人はゆっくりと帰っていく。
相変わらず、渡辺くんは保健室に。
……あれ、私、全然休憩できてない…?
__________________
岩本照💛 3年A組
深澤辰哉💜 3年B組
佐久間大介💗 3年B組
渡辺翔太💙 3年C組
宮舘涼太❤️ 3年C組
阿部亮平💚 2年B組
向井康二🧡 2年C組
目黒蓮🖤 1年A組
ラウール🤍 1年A組
こんな感じの設定です⤴️
𝐍𝐞𝐱𝐭 … ♡100