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マフィアパロ。
m先輩マフィア。k先輩孤児。拾われる、的なね。
「」k先輩
『』m先輩
はぁ、マフィアねぇ、、、。
別にマフィアという仕事に対しての不満は一切ない。
だけど、都会を歩く人たちを見ては考えてしまう。
『もし俺が表の世界に生まれていたのなら』
ってね。
まっ、そんな考え放棄して路地裏にて仕事を行おうとした時だった。
目の前に捨てられたであろう孤児がいた。
おそらく同年齢。
俺は今12歳だ。
それくらいかそれよりも幼いくらいだろう。
マフィアらしくない。でもいつの間にか俺は手を伸ばしていた。
「m。mの職業って何?」
マフィアだよ。なんて言えるか。
数年経った今ですら隠し続けている。いや、多分気づいてるんだろうけど、言ってない。
『ん〜?秘密〜!』
「ん、そっか」
悲しげな表情で彼は終わらせてくれたようだ。
彼を裏の社会に引き摺り込む気はない。
表の社会で生きてくれ。俺が生きられない分。
だから彼には話さない。だから彼には裏の社会を見せたことがない。
全力で隠して、何かあったら表の社会へと返せるようにしていた。
今ならすぐに手放せられる。
でも、離したくないなぁ、、、。
ずーっとずーっと一緒にいたいよ。
k。k!
そう言ってそのか弱い腕を引っ張れたら良かったのになぁ。
「m。どうしたの?」
今日手放すって決めたんだよ。
『いや、なんでも?』
捨てるっていう方が近いかも。
今日はkを連れて孤児院へ行く。
kを預けるって決めたんだ。
「m、m?こ、ここ孤児院、、だよ!!」
『うん、どうだね』
あれ、なんで涙が、、、、。
「m!なんで泣いてるの?」
k、k!まだ一緒にいたいよぉ、、、。
『バイバイ。さようなら』
「え?」
[こんにちわ。mさんから話は聞いてますよ。どうぞ、今日からあなたはここの子よ]
孤児院から出てきたおばさん。
kはここで幸せになっていくんだ。
裏の人間となんかいるよりよっぽどいい。
俺はkの前から姿を消した。
それから何年経ったかな。
kのことが頭を離れないよ。
k、k、k、k、k!!
まだ一緒にいたかったなぁ、、、、。
そう思いながら俺は今日も仕事へ行く。
「m。久しぶり」
俺の目の前に現れたのはk、だった。
『は、、?なんで、、!』
「mが俺を裏から逃がそうとしてたのは知ってる。でも、僕はmと一緒にいたい」
『っ!バカァ、バカヤロォ、、、、』
涙が溢れ出る。
また会えた。良かった。
「また過ごそう。一緒に。一生ね」
『あったりまえだろぉ、、、』
裏の人間にしてしまってごめんな。
ごめんね、でも一緒にいよう。生きよう。
k。俺はお前のことが大好きだよ。