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第40話 「ご想像にお任せします」
(家には帰らないで済んだ……)
夏実はふと、父親のことを思い出していた。
京輔の言葉に一応納得し、家に強制送還は避けることができた。
――でも、根本的な考え方が変わったわけじゃない。
(そりゃそうだよね……そう簡単に変わってたらこんなことになってないし)
やはり、これからも距離置いて生活するしかないんだろう――
「――コンビニ、寄ってかない?」
そんなことを思っていたら、ふと京輔から声をかけられた。
気がつくと、もう夏実の家の近くのコンビニだ。
「そ、そうだね。今、飲み物あまりないし」
「じゃあ行こう」
そう言って、京輔と連れ立ってコンビニ店内へ向かうのだった。
お昼の時間も過ぎているので、特に混雑している様子はない。
夏実は、飲み物が詰められた冷蔵庫の前で立ち止まった。
(そういえば……この前ここで京輔……花火買ってたんだ**********
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