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白米のお米抜き
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PSS(ネタエビ)
第4話:雨音の静寂と、冷たくなったハンカチ
仕事でちょっとした失敗をしてしまい、気持ちが重く沈んだ日があった。
部屋に帰ると、電気もつけずにそのまま畳の上に座り込み、膝を抱えて丸くなった。外からは相変わらず、シトシトと途切れなく降る雨の音が聞こえてくる。自分の不甲斐なさや未来への不安が、雨音と一緒に部屋の中に満ちていくようだった。
暗闇の中で静かに息を潜めていると、トタトタと小さな足音が近づいてきた。
そいつは僕の顔を覗き込むと、何も言わずに(もともと喋らないけれど)、そっと僕の膝の上に這い上がってきた。そして、自分の重みと体温を預けるように、僕の胸元に丸い頭を押し付けてきたのだ。
「慰めてくれてるのか?」
僕が問いかけると、そいつはただ短く「キュ」と鳴き、僕の顎のあたりをざらりとした温かい舌で一回だけ舐めた。大袈裟に励ますでもなく、かといって放っておくでもなく、ただ「ここにいるよ」と言わんばかりの確かな体温。それだけで、胸の奥でギチギチと軋んでいた固い結び目が、少しずつ解けていくのが分かった。
僕はポケットから、いつもの使い古したハンカチを取り出した。そいつの頭や背中を優しく撫でながら、自分でも気づかないうちに目元からこぼれていた温かいものを静かに拭った。
湿り気を帯びたハンカチを再びポケットの奥に押し込む。雨の音はまだ止まない。けれど、さっきまでの冷たい静寂はもうどこにもなかった。部屋にはただ、僕たちの静かな呼吸音と、優しく温かい時間が流れていた。
コメント
1件
うわあああ第4話読み終えたよ〜〜!😭💕 仕事で落ち込んでる主人公に、そっと寄り添ってくる小さな相棒…「キュ」って鳴いて顎舐めてくるの、尊すぎて胸がぎゅってなったよ…!「ここにいるよ」って体温で伝えてくる感じ、エモすぎるでしょ…!雨音の描写も相まって、静かで優しい時間が部屋に満ちてくのがすごく伝わってきたよ🌸✨ 冷たくなったハンカチ、そのあとポケットにしまう仕草も泣ける…🥺 もっとこの2人の空気感に浸りたい〜!続きも楽しみにしてるね⋆♡