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コマ「皆さ～ん！喧嘩はいけませんよ～！！」
コマは校舎の前で注意するが、その声は皆に全く届くことはない
マタロウ「ダメだ…全然聞こえてない…」
その時、アゲハがやってくる
アゲハ「マタロウく～ん、コマく～ん…」
あのカオスなところに巻き込まれてヘロヘロになってる
コマ「アゲハちゃん！？」
マタロウ「大丈夫！？」
アゲハ「だ、大丈夫…じゃなくもなくもない…」
マタロウ「どっち！？」
すると、今度は下駄箱の方からアゲハの親友＿＿＿フブキがやってくる
フブキ「アゲハ、コマ君、マタロウ君！何の騒ぎ？凄いことになってるわね…
ていうかアゲハの事こんなにしたの誰？ちょっとぶちかましてくるから」
そういって真顔で懐からランチャーを取り出すフブキを見て、アゲハが慌てて止める
流石アゲハのセコム
コマ「こうなったら…」
コマは深呼吸する
マタロウ「コマ君、何を言うつもり！？」
コマがすることは想像を絶するものだった
コマ「マタロウ君、ごめん！！」
そう言ってなんとマタロウのズボンをおろしたのだ
パンツには可愛い顔をしたカエル、『ケロぴ』がプリントされている
突然の事にマタロウはショックを受け、フブキはドン引きし、アゲハは顔を真っ赤にして顔を隠す
皆、マタロウのパンツに注目している
コマ「パンツ将軍に、敬礼！」
沈黙
だが、応援団の番長、桶狭間カンイチとチアガールのリーダー、蝶野マイが
笑い始めてドッと笑いの波が起こる
カンイチ「ハハハッ！パンツ丸出しだ！ｗｗ」
マイ「フフッ、可愛い～！」
ジンペイ「アッハッハッハッ！しかも『ケロぴパンツ』って！ｗｗｗ」
皆大爆笑だ
コマ「ふぅ…」
これで一件落着だが、マタロウは大激怒だ
マタロウ「コマ君ッ！！！」
コマ「でッ、でも、喧嘩は収まったよ！；」
マタロウ「パンツ見られたのもショックだったけど、
それ以前にアゲハさんにパンツは見られたくなかった…」
コマ「ご、ごめん…：」
フブキ「はぁ…他に方法無かったの…？」
フブキは腰に手をつき、呆れながら言う
アゲハ「あぅ…////////💦」
アゲハはしゃがみ込んで手で顔を隠し、これでもかというほど顔を真っ赤にさせていた
そこにジンペイがとんでやってきた
ジンペイ「なんだよ、もう！こんな面白いことをするんだったら俺も混ぜてくれなきゃ！」
そういってコマとマタロウと肩を組む
ジンペイ「アゲハ、大丈夫？顔めちゃくちゃ赤いけど…」
アゲハは顔を上げた
すると、ジンペイ、マタロウ、コマは顔を真っ赤にし、
フブキは胸を押さえて悶える
何故かって？
それはアゲハが色っぽかったから
パンツを見せられたことによって涙が出て、顔を赤くしているその姿は
えんら先生に負けないくらい色気が駄々洩れである
「「「「(なんかのご褒美か…？？)」」」」←←
アゲハ「？」
マタロウは、顔が赤いのをバレないように(もうバレてるけど)天を仰いだ
すると、とんでもなく大きなおじさんがこちらを見ていたのだ
マタロウ「なッ、なにこれぇ～～～ッ！？！？」
生徒達は皆そのことに気付き、蜘蛛の子を散らすように逃げていく
スーツを着て、眼鏡をかけたその巨大なおじさんは、なにかを探すようにして辺りを見回す
流石の事態に、アゲハも元の顔に戻りその巨大なおじさんを見ている
すると、いつの間にかジンペイは通路の真ん中に出て、巨大なおじさんを指さしながら声を上げる
ジンペイ「おい！巨大なおっさん！学園の平和を乱すものは何人たりとも許しておけない！」
ジンペイ「いくぞ、バケーラが！変身だ！」
バケーラ「だド！」
だが巨大なおじさんは、
ジンペイに怯むようにして大きな地響きを残して逃げてしまった
メラ「逃げやがった…」
メラが呆気に取られていう
ジンペイ「何度来ても、俺が相手になってやるぜ！」
自分をビシッと指さしながらカッコよくキメた
～㏌ YSPクラブ 教室～
コマ「あれは、学園七不思議の1つ、『巨大サラリーマン宮沢さん』だね」
コマはパソコンを見ながらそう言う
マタロウ「あれは間違いなくYSPクラブが解明すべき案件だよ！」
マタロウは少し興奮気味に言う
ジンペイ「七不思議といったら、恋愛禁止の呪いに続いて2つ目だな」
アゲハ「すぅすぅ(_ _).｡o○」
アゲハはバケーラのお腹で寝ている
コマ「そうだね…。これが『学園SNS』。『Yチャンネル』での宮沢さんの
出現情報をもとに予測した回遊ルート」
ジンペイ「このどこかに『巨大変態マン北沢さん』が現れるわけだ」←
コマ「『巨大サラリーマン宮沢さん』ね…；」
ジンペイのボケにコマが突っ込む
マタロウ「兎に角、これよりYSPクラブは学園七不思議の1つ、
『巨大サラリーマン宮沢さん』の謎の解明ミッション開始だ！」
マタロウは拳を突き上げる
アゲハ「ふぁ～あれみんな何してるの」
みんな「（あなたの顔で死にかけてます）」
コマ「巨大サラリーマンのことについて調べてるんだ」
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