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nksr
※口調や口癖あまり掴めてません…
※キャラ崩壊あり…?
※今回は2人がお付き合いをするまでの話になってます!
ふと、肌寒さを感じ目が覚める
目を開くとよく見慣れた男の寝顔が目に映った
まだ寝ぼけている頭でなんで俺のベッドにニキが、と考えていると
「…っ!」
鋭い痛みが腰に走る
ああそうだ、そういえば昨日初めて…
昨夜の行為を思い出して、顔が熱くなり心臓が高鳴る。
なんとか体を起こし、 隣で眠っている男をちらと見る
無防備な寝顔がかわいらしい
寝ながら食べてしまっている髪の毛にするりと手を触れる
「、ん…ぼびー…」
あどけない寝顔の眉間にしわができる、
「なんや?笑、……好きやで、ニキ」
起こさないように、バレないように、普段は素直に言えない愛の言葉をそっと囁く
つい先日、長かった俺の片想いが実った
相手は長年の相棒のニキだ
真っ直ぐに愛を伝えてくれる彼が愛おしい
「にき〜?」
思うように動かない体をせっせと動かして俺はニキに手招きする
「ボビー飲みすぎじゃない?笑、大丈夫?」
ニキは軽く笑いながら俺の隣に座り、俺の背中に手を添える
優しく添えられた指の感触がなんだか気恥ずかしい、
「ん〜、らいじょーぶ!!」
「ほんとに?顔真っ赤だよ笑」
ニキがオフの時だけに見せる柔らかい笑顔が好きだ
ひどく酔っている俺はすべて口に出てしまう
「おれ、にきのわらったかおすき、」
「っ、なに突然?笑」
「おまえのこえもすきやし、なかまおもいなところもすきや、」
「ほうほう?」
腕を組んで満足気な表情を浮かべている、またなにかのモノマネだろうか?
「おれおまえのぜんぶすきやわ……あでも、ふろはいらんとこはいやや」
「俺みんなと会う時はちゃんと入ってるし!」
満足げな表情だった眉間にしわが寄っている
軽くふざけて返してくれるニキの瞳の奥に、なにかが滲んでいた
しかし、酔ってしまっている俺にはそれがなにか分からない
「おれ、にきすき」
先程までしてくれていた返事がない
「…にき?」
なんだかニキの雰囲気が変な気がする
「…ボビー、もう今日はお開きにしよう?」
なんで、まだ一緒に喋りたいのに
「、な、なんで…?」
軽く笑いながら楽しく飲んでいた雰囲気は変わり、妙な静けさを含む空気になる
まるでなにかが息を潜めているような
「…おこった、?すきって…いったから?」
俺なんかに好きだと言われるのがそんなに嫌だったのかと思い、問う
「ボビーさ、男に簡単に好きって言うのやめな?勘違いさせちゃうから」
ゴミを片付けながらニキはいつも通りのトーンで話す
一瞬暗くなった雰囲気を元に戻そうとしているのだろうが何も変わらない
「かんちがい…?にきだけやで、? 」
こんなことニキ以外に言う訳がない
俺がこんなにも好きなのはニキだけだから
隣に腰を下ろしたニキの顔が歪む
この発言がニキが抑えていたものを爆発させてしまった
「あ゛ー!!もうそういうところ!俺だけなんて言われたらさ!ボビーも俺の事好きなのかなって思っちゃうじゃん!!」
突然の怒声に驚いて酔いが醒めはじめる、
「俺めっちゃ我慢してるのに、かわいい顔して好きとか言っちゃうんだもんね!!男なんてすぐ勘違いするんだから…勘弁して… 」
それだけ言うと、ニキはそばにあったクッションを手に取り、勢いよく顔を埋める
その間に俺は言葉を噛み砕く
ボビーも?我慢?かわいい?勘違い…?
ん?ボビー【も】???
言葉の意味に気づく、顔に血が上っていくのが分かる
いやいやいや…まさか、、え?、いやいや…
なんか、俺も頭ショートした気がする
「…え、ニキ俺の事…好きなん…?」
まだ少し混乱が残る頭を抱えながら聞くと、 ニキがクッションから少し顔を覗かせる
「やっと気づいたの」
まつ毛の濡れた瞳が俺をしっかりと捉えている
「いや、だってさ…お前そんな素振り見せてきたこと、なかった…くない…?」
ニキは友達が多いし、みんなに明るく接して、誰かを優遇しているところなど見たことがない
「結構分かりやすいって言われてたけどね、じゅはちとかキルちゃんに。」
不貞腐れたような態度で言うニキは、悪戯がバレた時の子供を彷彿とさせる
珍しくて少しかわいいと思ってしまう
あかん、こんなこと思っとる場合ちゃう、、
俺の気持ちもちゃんとニキに伝えな、
「ニキ、俺な…、」
緊張して言葉が詰まってしまう
「…なに?」
こちらに向けられた真っ黒な瞳に、少しの期待と後悔を見つける
ちゃんと伝えなければと思うほど言葉が詰まる
「俺な…、ニキ、のこと、ずっ、あの…ずっと す…好きやっ…」
言葉を言い終えようとしたところで、突然腕を引かれる
「ぅえっ!?」
思わず驚いて変な声が出てしまう
体ごと引き寄せられて、ぎゅっと強く抱きしめられる
驚きはしたが、俺は素直にそれを受け入れ、おずおずと背中に腕を回す
目を瞑り、大好きな人に抱きしめられる幸せを噛み締める
服越しに体温が伝わってくる。 どちらのものかも分からない激しい心音が聞こえる。 愛しい人の香りがする。
まるで世界が俺たちだけのものになったかのような錯覚に陥る。
少しして、俺より幾分かしっかりとした体が震えはじめる
ハッとして顔を上げると、ニキの目からは涙が溢れ、その白い肌を伝っていく
「え、!?」
驚いて、急いでティッシュを手に取り、 どんどんと溢れてしまう涙を抑える
「ちょ、ちょ待てやニキ。なんで泣いてんの」
「…っぼびーほんと?俺ら両想いってことやんな?」
「まあ…そうなるわな、」
「じゃあ恋人になってくれるってこと…?」
涙目な上に上目遣いまでしてくる、、ずるい、
「…俺も、ニキの恋人になりたい、」
上手く言葉にできないだけで、俺だって片想いしてきたのだから断れるはずがない、、
「ほんと…?もう1回言って」
俺が恋人になりたいと言うだけでなんて嬉しそうな顔をするのだろう
「〜っ!ほんまにタチ悪ぃ…」
自分だって余裕ないくせに、こっち余裕ばかり崩そうとしてくる
「俺もニキが好き、やから恋人になりたい…」
俺の背中に回したままの腕に力が入る
「俺も裕太が好き。俺と付き合ってください」
珍しく真剣な顔が、俺のことを本当に好きなのだと伝えてくる
「俺なんかでよければ、」
真剣に返事をするのが恥ずかしくて、自分を下げるような言い方をしてしまった
「もうまたそんな言い方して!俺はボビーがいいの!ボビーじゃないと嫌!!」
そう言いながら俺をひょいと持ち上げ膝の上に乗せ、向かい合わせに座らせる
真っ直ぐに愛を伝えてくれるニキが眩しい
どんなに聞き馴染みのある声であっても、好きだと言われると、こんなにも幸せだと感じる
ずっと一緒にいたい。幸せだ。
あたたかくて幸せで眠くなってきた
俺の目が微睡んでいるのに気づいたのだろう、ニキがむくれた顔になる
白い手がゆっくりと俺の頬に触れる
触れる手はどこまでも優しくて心地がいい
「ボビー、もう寝ちゃうの?」
声が出ないので緩慢にこくりと頷き、 あたたかいニキの手に頬を擦り寄せる
「…ふーん」
なんだか反応が薄いなとは思ったが意識はどんどん深く落ちていく、、
まぶたの裏の光が静かに翳る
この時の俺はまだ、ニキの呼吸が近くなっていることに気づいていなかった
次の瞬間、唇にやわらかな感触が触れる
あまりに久しぶりで、それが何を意味するのか、一瞬わからなかった
驚いて目を開けると、伏せられた長い睫毛がすぐそばにある
すぐ離れるはずだった唇は、まるで離れ方を知らないかのように重なっている、
恋人同士の特別な優しいキスは、長く静かに続いていた
名残を断ち切るみたいに、ニキが唇を離す
ニキの感覚がまだ残っているような気がして唇に手を触れてみる
そんな俺の顔を見つめてニキは小さく笑った
「触れただけのキスだったのに。俺とするだけで……ボビー、そんな顔しちゃうんだ?」
ニヤニヤして俺の顔を見つめてくる
見つめられるのが恥ずかしくていたたまれない
こうなったら俺もからかわないと気が済まない
「ニキ、お前も耳真っ赤やぞ」
そう言い返すと、一瞬何を言っているのか分からないというような顔をしたが、自分の耳に触れる
耳に触れた途端、ニキの動きが止まる
これは効いたのではないか?
確かめたくて顔を覗き込むと、顔を逸らされる
「おやおや閣下、照れ隠しですかな?」
必死に見られないように顔を逸らしまくる姿があまりにも愛おしい
「ほんまかわいいなあ、お前」
「……うるさい」
普段の声量とは比べ物にならないほど小さな声だった
その様子が可笑しくて俺は思わず笑ってしまう
すると、身構える隙もなく、ちゅ、と軽い感触がまた唇に触れる
それだけで、俺は何も言えなくなってしまった
そんな俺を見て、またあいつは笑っている
どこまでも澄んでいて無邪気な笑顔が愛おしかった
俺たちが隣にいられる時間は有限だ
だからこそ、これから先のことは急いで決めなくてもいいんじゃないかと思う
迷う日が来ても、傷つく夜があっても、理由もなく、俺たちなら大丈夫だと思えてしまう
ずっとこいつといたい、それだけでもう十分。
俺たちらしく、ダサくてもいいからずっと愛し合って生きていこう
恋愛っぽい恋愛小説を今まで書いたことがなかったので書いていて楽しかったです…!!
想定していたより長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございます!
楽しんで頂けていたら幸いです☺️
今度は初めての夜について書きたいです✨️
でも私そういう描写書いたことなくて…🥲下手くそなりに頑張ってかいてみます🫶🏻
また読んでくださったら嬉しいです!👋🏻