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蒼星能力学園。
エクリプスとの戦いから数日。
校舎の屋上。
風が吹く。
陽葵が空を見上げていた。
「はぁ……」
最近ずっと考えている。
始祖の血。
ゼノス。
自分の力。
「私……どうなるんだろ」
その時。
後ろから声がした。
「あなたが朝比奈陽葵?」
陽葵が振り向く。
そこにいたのは――
黒い長い髪の少女。
落ち着いた目。
同じくらいの年齢。
でも雰囲気が少し違う。
静かで、鋭い。
陽葵が言う。
「えっと……誰?」
少女が答える。
「星宮未来」
「今日からこの学園に来た」
陽葵が驚く。
「転校生!?」
未来は淡々と言う。
「あなたに会うために来た」
「え?」
その瞬間。
未来の目がわずかに光る。
未来視。
突然――
未来の頭に映像が流れる。
炎。
氷。
崩れる都市。
巨大な戦い。
ゼノス。
そして。
光に包まれた陽葵。
未来が小さく息を止める。
「……やっぱり」
陽葵が心配そうに聞く。
「大丈夫?」
未来が静かに言う。
「あなた」
「世界を変える」
陽葵
「え??」
未来は続ける。
「でも同時に」
「世界を壊す可能性もある」
陽葵が固まる。
その時。
屋上の扉が開く。
蒼真が入ってくる。
「陽葵、ここに――」
そして未来を見る。
「……誰だ?」
未来も蒼真を見る。
その瞬間。
また未来視が起きる。
見えたのは――
蒼真の光。
時間が止まる世界。
そして。
陽葵と戦う蒼真。
未来の目がわずかに揺れる。
蒼真が言う。
「おい」
「なんで俺を見る」
未来が答える。
「あなた」
「重要な人」
蒼真
「は?」
未来が言う。
「あなたが」
「この物語の鍵になる」
蒼真が少しムッとする。
「意味わからないこと言うな」
陽葵が慌てる。
「ちょっとちょっと!」
「まず落ち着こう!?」
未来が静かに言う。
「もうすぐ」
「大きな戦いが始まる」
そして空を見る。
「未来が動き出してる」