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M!LK情報局
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吉田side
『メンバーの子達を呼ばせてもらう。』
そう言ってスマホを取り出し、誰かに連絡しようとする浦辺。
俺はすぐにその手を止めた。
💛「だめッ!お願い、謝るから!続きするからッ!」
俺は泣くのを堪えて必死に訴えたが、その言葉が通るはずもなく、
浦「はぁ。謝っても無駄だよ。それに言っただろ。最後のチャンスだと。 」
俺は膝から崩れ落ちた。
終わった…。
これじゃ今までのことが全部無駄になってしまう。
メンバーに嘘までついてきたのに。初めてのキスを捧げてでもやってきたのに。
…..こうなったら…..
『力ずくでも止めてやる』
俺は浦辺のもとへ走り、浦辺のスマホを奪い取った。
浦「ッ!?何をするッ!」
💛「はっ!これでもう連絡できないね。」
そう言って浦辺のスマホを、窓から思いっきり外に投げた。
これでもう連絡はできない。
俺は安心して、後ろを振り向く。そこには、鬼のような顔をした浦辺が立っていた。
そして浦辺が指を鳴らすと、扉から大柄な男2人が入ってくる。
浦「お前たち、そいつを椅子に縛りつけろ。あと目隠しもして、手足も縛れ。」
それを聞いた男2人組が、静かにこちらに近づいてくる。
俺はとっさに男たちから逃げるが、逃げれるほどの体力は残っていなかった。
そして俺はすぐに捕まったが、手足だけでもと思い、椅子に座ったまま暴れる。
男A「おいッ!!暴れるな!お前あっち抑えてろ」
男B「了解。」
💛「やだッ!やめろって!」
男A「こいつッ。大人しくできねぇのか!ボス、どうします?」
その様子を見た浦辺が冷え切った声で命令する。
浦「…。もう私にその子は必要無くなった。だからどれだけ痛めつけてでもそいつを縛りつけろ。」
その言葉が怖くて怖くて、俺は余計パニックになる。
💛「ッ!痛いのやだッ!お願い静かにするから!」
浦「…もういい。やってしまえ。 」
その言葉を最後に、俺は意識を失ってしまった。
佐野side
あと少しで、仁人がどこかへ行ってから1時間が経つ。
俺とメンバーは、ずっと仁人の帰りを待っていた。
だがこれだけ遅いと、流石に心配になってしまう。
そこで声をあげたのが太智だった。
💙「…なぁ。いくら何でも遅ずきひん?」
❤️「ほんまに。そろそろ俺たちも帰らなあかんよ。」
🤍「そうだよね。ねえ、はやちゃ…ってはやちゃんッ!?大丈夫!?」
そう言われて気づく。俺、今泣いてんだ。
泣き止もうとしても、涙が止まらない…。
🩷「…ッグス..っうッ..ごめんッ..みんな。俺のッ..せいで..仁人、戻ってこなくなっちゃった…」
そんな俺を見て、静かに涙を拭いてくれる柔太朗。
持ち前の明るさで励ましてくれる太智と舜多。
💙「何ゆうてんの!佐野さんのせいやないって。」
❤️「そうだよ!仁ちゃんのことやから、そのうち帰って来るって! 」
🩷「グスッ….ありがと..。」
俺は3人の言葉を信じて、仁人を待ち続けることにした。
すると突然、廊下からものすごい足音が聞こえてくる。
そして勢いよく楽屋の扉が開いた。
マ「あのッ!!大変ですッ!」
息を切らしながら入ってきたのは、仁人のマネージャーだった。
🩷「え?どうしたんすか。」
マ「実は今電話で『吉田さんは預かった』ってッ!なのでとりあえずみなさん、私の車まで来てくださいッ! 」
💙「えっ?あ…え??」
❤️「わ…かりまし..た。」
🤍「と…とりあえず急ごう!」
みんな状況を理解できないまま、マネージャーさんの車に乗り込んだ。
そしてマネージャーさんも急いでどこかへ車を走らせる。
マ「あの、さっきは取り乱してしまってすみません…。」
🤍「いえいえ、そんな。」
🩷「あの、もしよければ詳しく話してくれませんか?」
マ「はい…実は、吉田さんが書いた新曲のコード進行が、他のグループの曲と似てしまって、そのグループのお偉いさんに、吉田さん1人で謝りに言っていたんです。皆さんにはお伝えしていませんでした…。」
💙「うそやんッ?!」
❤️「なんで1人で行かせたんですか!?」
マ「それは、相手のお偉いさんが、吉田さん1人を連れてくるよう言ったんです。」
🤍「そんな…よりによってなんで仁ちゃんなんだろ…」
マ「それは…、相手の方、すごいセクハラ気質で、きっとそういうことを考えて、吉田さんにしたんでしょうね…。」
マネージャーさんの声は、どんどんかすれていく。
マ「でも私はその日、吉田さんがもう謝り終わったと言っていたので、この話は終わったものだと思っていました。でも今日電話があり…..、吉田さん…..毎日、接待をしていたそうなんです…..。」
🩷「え?」
え?接待?何、どういうこと?
🩷「じゃ、じゃあ….、俺らが連れて行かれてる理由って….. 」
マ「…たぶん吉田さん、何かやらかしたのかもしれないですね…。でも、詳しくは私にもわからなくて…。」
🩷「…..そうですか。」
緊張感を漂わせた車は、大きな屋敷の前で止まった。
そして俺らは順番に車から降りた。
マ「あの、みなさん。私には何が起きているのかさっぱりわかりません。ですがお願いです。吉田さんを助けてください泣…。」
🤍「はい。もちろん。」
💙「俺らに任せてください!」
❤️「絶対みんなで帰ってきますね!」
それを聞いて何度も頭を下げるマネージャーさん。よっぽど安心したのか、さっきよりも大粒の涙を流している。
マ「それではみなさん。本当によろしくお願いします!」
そう言って玄関まで見送ってくれたマネージャーさんに手を振った。
すると玄関の扉が突然開き、中から大柄な男性2人が出てきた。
男A「あっ!こいつらだよな?ボスが言ってた仲間って。」
男B「あぁ。4人と言っていたんだ。間違いない。」
男A「おいお前ら。案内するから黙ってついてこい。 」
男B「変な動きしたら…わかってるな?」
何。この人たち。声やら体格やらで、ものすごい圧を感じる。
俺たちは黙ってついて行った。
そして前を歩いていた男が、ある扉の前で止まる。そして扉の先にいる男と会話をしだした。
男A「ボス!連れてきました!」
浦「よし。じゃあ中に通してあげなさい。」
もしかしてこの中にボスって人がいるのか。
俺の中で緊張感が走る。
そして目の前の扉が開いた。
男A「入れ。」
🩷「あ、はい。失礼しまぁ…..」
俺の中で時が止まる。そこにいたのは、椅子に縛られ、あざだらけで座っている仁人の姿だった。
俺は言葉が出なかった。
浦「やぁ、君は佐野くんと言ったかな?他の子達も来てくれて嬉しいよ。とりあえずそこの椅子に座りなさい。」
🩷「あ…え…はい。」
とりあえず俺たちは浦辺の向かいの席に座る。
その音を聞いてか、目隠しをしている仁人が少し体を起こした。
でもその動きは鈍くて、体がすごく痛そうだった。
その様子を見ていられなかったのか、太智が浦辺に問いかける。
💙「あの、吉田さんが何したんですか?あと、ちょっとやりすぎとちゃいます?」
浦「ん?吉田くんが僕にしたことかい?」
💙「…はい。」
浦「そうだな。特別に聞かせてあげよう。吉田くんは私にキスをしてくれたし、私もキスをした。」
え…やっぱりキス…してたんだ。しかもこの言い方だと、仁人からだよな…。てことはキスマがついていたのも納得がいく…。
❤️「そ、それほんまですか?」
未だ信じられていないのか、舜多が間髪いれずに言う。
浦「あぁ。本当だよ。信じられないようなら、吉田くん本人に聞くといい。」
❤️「じんちゃん、ほんまなん?」
仁人は黙って頷く。そして今にも消えそうな声で
💛「…..ごめん…。隠してて…。」
と謝ってきた。
こんな状況でも謝ってくるなんて、本当に仁人らしい。
でも今は謝らないでほしいし、何なら1人で行かせた俺らが謝りたいくらいだった。
🩷「謝らないで仁人…。悪いのは全部そいつじゃん。」
そう言って男の方を睨む。
浦「さてどうかな?あと、私の名前は浦辺だ。」
浦辺のぬるい態度に、俺は怒りが込み上げてくる。でもそれを感じたのか、柔太朗が冷静に対応する。
🤍「浦辺さん、何で僕たちを呼んだんですか。」
浦「ん?それは簡単だ。私にはもう吉田くんが必要なくなった。だから…」
「今から君たちに接待をしてもらうためだよ。」
コメント
3件
更新ありがとうございます!!めっちゃ好きです!次の話しも楽しみにしてます!
第7話読み終えたよ…!うわ、まじで重たい展開すぎる💦 吉田が必死に泣きながら謝るところ、切なすぎて胸がギュってなった…。しかもあの浦辺の冷たい対応と、「接待」って言葉の不気味さがヤバすぎる😨 仲間たちが気づいて駆けつける流れは熱かったけど、これからどうなるんだろう…心配で仕方ないよ💔 もりりんさんの心理描写、ホント刺さる…次が待ち遠しいけど怖くもある、複雑!(笑)