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それからというもの、

私と『家』は一緒にゲームで楽しんでいる。

案外、『家』はゲームが上手い。

なんだか少し羨ましい。

前はバイトとか仕事から帰ってきた時、

親も居なくて1人だったから寂しかったけど、

今は『家』が話し相手になってくれるから

寂しくない。

やっぱりこの家、買ってよかったかも。


そういえば夏になると思い出すな…。

夏に家族と一緒に神社を見て回ったこと。

「神社…久しぶりに行きたいな…」

そう呟いた瞬間、グラグラと家が揺れた。

「地震!?」

そう驚く私だが、窓から外を見ると、

家が移動していた。

どこに向かっているのかは分からない。

「え、ええ!?ちょ…」

しばらくすると、揺れが治まった。

『着いたよ』

と家が言うもんだから、

私は不思議に思いながらも家を出ると、

目の前には神社があった。

こんな大胆な行動したら、

たくさんの人に見られちゃうんじゃ…。

と思ったのも束の間、

周りの人達は慌てることなく、

日常を過ごしていた。

普通なら写真を撮ったりするはずなのに。

どうしてだろうか。

それより、

なんで『家』はここに来たのだろうか。

もしかして、私がさっき呟いたのが原因とか?

まぁいいや。おみくじ引いてこよ〜っと。

私の家は生きています。

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