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いつもと変わらぬ曇り空、その日は違っていた。
仕事が終わり家に帰る。
いつも通りパソコンを開こうとする見慣れない物が横に現れる
それは、ストックという花だった。
ふふ、そういえばあの人も花が好きだっけ。
記念日にはよく花束をプレゼントしてくれたっけな…
ねぇ、あなたは元気にしてる?
もう、3年目だよ…
時間は非情よね。
ストック、花言葉は愛情の絆
そういうと、ストックを仏壇の花瓶へと移す。
ねぇ、あなた寂しいわ…
あなたを殺した人は精神疾患で責任能力が無いって不起訴処分になったらしいわ…
私、辛いわ
あなたを殺した人が罰を受けることなくのうのうと地面を歩いてることに…
あなたも報われないわよこんなんじゃ…
仏壇の前で泣き出す。
顔を上げるとさっきまでストックだったはずの花がキンギョソウに変わっていた。
キンギョソウ…
花言葉はたしか、推測ではやはりNO?
あなたは…
復讐して欲しくないの?
シャガってことは反抗?
復讐するの?
シロツメクサ復讐…
やっぱりあなたも復讐して欲しいのね…
ふふ、安心して私がちゃんと仇を取ってあげる…
クロユリ…呪いを使うの?
分かったわそう話すと、丑の刻参りを始めた。
数日後、犯人が死亡したとニュースに流れた。
仏壇の花はヤツデに変わっていた。
分かったわそういうと、首を吊った。
遺影だけが置かれたの仏壇の前で…