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〇〇side
佐久間くんとのご飯の帰り
急に岩本からご飯のお誘いが来てて
びっくりしたけど
たまにはいいかなって思って快諾した
こんなに懐いてくれてる
佐久間くんの誘いを断るのは苦しいし
もちろん、佐久間くんからの
私への尊敬とは違う好意にも気づいてる
けど、周りに目を向けてみると
新たな発見や出会いがあるだろうから
1度考え直して欲しいって伝えたくて
お断りさせてもらった
決して佐久間くんが嫌いな
訳じゃないん だけど、ね
翌日、同期のご飯会にて
亮「〇〇さ、後輩に懐かれてるよね」
〇「いやぁ、ほんと可愛い後輩よ」
「仕事も良くできるし」
「私抜かされないように頑張らなきゃ!」
亮「へぇーそうなんだ、すごいね?」
照「新人だけど伸びしろあり、だよな」
〇「うんうん、仕事への意欲満点だよ」
亮「俺んとこにも新人ちゃん来たよ」
〇「どんな子?女の子?」
亮「そうそう、すごい真面目な子」
照「お前の部署、賢いやつばっかだよな」
亮「そうかなぁ?笑」
会話が弾んでついつい声が
大きくなっちゃうくらい
この同期たちは一緒にいて楽しい
亮「そういえば、」
「また新しい案件つかまえたの?」
〇「お陰様でねー」
照「ほんと〇〇凄いよ」
〇「えへへ、そんな褒めても何も無いよ?」
照「そんなんじゃねぇよ笑」
「ちゃんと尊敬してんの」
亮「うんうん、ほんとに凄いことだよ」
〇「ありがとねー!」
照「……ねぇ、寝れてる?」
〇「……寝てるよ?」
照「……嘘つき、クマできてる 」
亮「ほんとだ、無理してるでしょ」
〇「……大丈夫だってば」
照「しんどくなったら言うこと、いい?」
〇「……うん、ありがと」
こんなにも些細な変化に気づいてくれる人は
岩本が初めてだった
無理して溜め込みやすい性格だから
自分の限界に気づかなくて
倒れることもしばしば
〇「じゃあ、そろそろいくね」
今回も大きな案件が決まってから
深夜漬けで資料を作ったり調べたり
色々してたからか
やはり
体はとっくに限界だったのかもしれない
ガタッ
フラッ
照「っと、あぶね」
亮「〇〇?!」
阿部が私の名前を呼ぶ声が聞こえた所で
私は意識を手放した
next……