卒業式終了後、
父の佐原真之介が口を開いた。
「西澤さんが見えたから佐和子さんを帰したが…」
「ねぇお父さん私達のお母さんってどこに行ったのよ!」
「亡くなったからお墓にいるよ…」
「未緒!やめろよお父さんを困らせるなって」
「何故お墓のある場所は?…何て言う霊園なのよ!」
ガクッ…
いきなり車が停車した…
「お父さんどうしたの?」
女の子が飛び出してきた
詩織~!
転んだ女の子がこっちを向いた。
あれ?…
佐原さんだわ。
え?詩織さん…
降りてきた佐原と未緒が
何ともないか?病院に行くから乗りなさい。
連れの親の女性を見たら
「清原さんのお母さんですか?」
「はい…そうです娘が走り出したので御迷惑かけましたね…」
クラスが違うけどたまに会ってた話が会うし、賢いって噂になってた
乗りなさい。
「お母さんこのお父さん整骨院の医院長だよ診てもらえるかもよ笑っ」
「この親子を観てた兄の朝陽が似てないよな詩織ちゃん」
「そうなのよ」
「じゃお世話になっても良いのですか?」
清原亮子と名乗った。
主人に報せないと…
「ご主人は何関係の職についてます?」
後ろで同級生なのにおしゃべりをしてた。
「…ですよ」
「清原さん何か話しました?」
「私の主人大手の職員ですよ別に何も…?」
「あの失礼ですが」
「はい何か?」
「中邑茜さんに似てますね」
「どなたですか?」
「時期に分かりますよ♪」
?…
「詩織降りなさい!」
「何お母さん怒鳴ってどうしたの?」
腕を掴み清原亮子が詩織をしてた。
「話してよ!痛いって!」
「おばさん!」
佐原が笑い
「何だよせっかく病院に着く前に降りるかな朝陽?」
「父さんあの親子の手に傷跡があったな」
「朝陽何言ってるのお父さん兄ちゃん変だよ?」
顎に手を当てて、
「朝陽賢いよな飯食いに行くか笑っ」
行く!
行こうね!
「卒業のお祝いだな何が欲しいんだ?2人とも」
「彼氏!お洋服!」
「未緒欲張りすぎるけど…」
中邑茜が生きてたのか…
妹が生きてたら杏子の殺人犯が分かるのかな?…
「ねぇお父さんったら!」
「着替える!」
「そのままで良いよ笑っ先に買い物か?飯か?」
「お腹すいてるよ僕は」
「朝のサンドイッチ未緒が一人で食べられた…」
痩せの大食いの未緒、朝陽も痩せてる。きちんと食べさせてるのに…
「写真撮影にも寄るか?」
「賛成~!笑っ」