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「セ、セシリア……⁉」
突然のことに狼狽えるギルベルトを、セシリアは落ち着いた目で見下ろしている。
女性に押し倒されたことも、ベッドの上でマウントをとられたことも初めてだった。
頬が焼けるように熱い。
(油断した! この女、やっぱり自分の子を……!)
熱くなった顔を手の甲で隠したギルベルトは、今にも覆い被さろうとしているセシリアをキッと睨みつける。
向けられた鋭い視線にセシリアはきょとんとして、すぐに優しく微笑んだ。
「そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。全て私にお任せください」
「な……!?」
女に抱かれる気など毛頭ない。
いや、そもそもセシリアと子どもを作るつもりはないのだ。
後継者は自分の血を色濃く受け継ぐデリックと決めている。
すぐにこの無意味な行為を終わらせようとしたのだが――。
「さ********
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