テラーノベル
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賑やかな仕事の打ち上げ会場。華やかなBGMが流れ、周囲ではスタッフや他の出演者たちが楽しげにグラスを持っている。そんな歓声のなかで、俺の心臓はさっきから恐怖と焦りで冷たく凍りついていた。
ソファーに座る俺のすぐ隣には、お酒の入った女性スタッフの人が寄り添うように座っている。
「舜太くん、本当にスタイル良いよね! 服の上からでも分かるもん」
「あ、ありがとうございます……」
「ちょっと触ってもいい? わ、細いけど筋肉もあってカッコいいなぁ」
その人は笑いながら、俺の太ももや二の腕、さらには肩や背中にまでベタベタと何度も手を伸ばして触れてくる。
(アカン、アカンって……っ! じゅう、、助けて……っ!)
俺は愛想笑いをしながらも、身体を少しずつ引いて拒絶しようとした。だけど、壁際に寄せられた狭いソファー席では逃げ場なんてどこにもない。
何より怖かったのは、少し離れたカウンター席から、こちらをじっと見つめている柔の視線だった。その美しい瞳の奥には、見たこともないほど暗く、黒い怒りの炎が渦巻いている。
(じゅう、めちゃくちゃ怒っとる……っ。触られてるの、じゅうに見られてる……っ)
柔は静かにグラスをカウンターに置くと、迷いなくこちらへと真っ直ぐ近づいてきた。
「……ちょっといいですか?」
柔の低く、冷え切った声がその場に響いた。隣の女性が「え? 柔太朗くん?」と驚いて顔を上げた瞬間、柔は俺の腕を強い力でガシッと掴み、強引にその場から立ち上がらせた。
「じゅ、う……っ!?」
「すみません。こいつ、俺のなんで。勝手にベタベタ触られるの、すっごく不快なんです」
「え……? え? 何、言っ……」
女性が唖然として固まるなか、柔は周囲の目なんて一切気にする様子もなく、その人の目の前で俺の腰を強く抱き寄せた。
いつもなら2人きりの部屋のなかでしか見せない底なしの狂気的な独占欲が、今は完全に剥き出しになって周囲の空気を支配している。
「じゅう、みんな見てるよ……っ、らめ……っ、バレてまう……っ」
「ダメじゃない。アイツに、しゅんたが誰のものか今すぐ分からせてあげる」
柔は綺麗な顔にゾクッとするほど冷酷な微笑みを浮かべると、女性が凝視する目の前で、俺の顎を強引に持ち上げ、乱暴で深い口づけを割り込むように突き込んできた。
「んむ……っ!? ん、んん……っ!」
大勢の人がいる会場の片隅で、体が激しく重なり合う。柔の唇は驚くほど熱く、そして怒りのままに俺の唇を強く噛むようにしてキスしてくる。
「ん、はぁ……っ。ほら、アイツがずっと見てるよ、しゅんた。怖くて身体が震えてるね」
一度唇を離した柔は、信じられないことに、そのまま女性の目の前で俺のシャツのボタンを胸元までブチブチと引きちぎるようにして開けた。そして、その人が触れていた俺の肩や二の腕、さらには腰のラインから太ももにかけて、大きな手で激しく触ってきた。
「ひっ……! あ、んっ、じゅう、そんなに触らんといて……っ、見られてる……っ!」
「見せつけてるんだよ。しゅんたのこの綺麗な身体を触っていいのは、世界中で俺だけだって。他の誰かが触った場所なんて、今すぐ俺の手で汚して上書きしなきゃ気が済まない」
柔の長い指が、俺の肌を容赦なく強く触っていく。女性の目の前で、自分のすべてを誇示され、おもちゃのように扱われる極限の背徳感。周囲の雑音や音楽がすべて消し去られていく。
「んあ……っ、じゅう、柔太朗ぉ……っ! 俺は、じゅうのもの、やから……っ!」
見つかるかもしれないという恐怖と、他の人にバレてもいいくらい俺に狂っている柔への快感が混ざり合い、俺の頭はドロドロに溶けて、涙が溢れて止まらなくなった。さっきまで俺に触っていた女性スタッフは完全に恐怖と困惑で真っ青になって固まっている。
柔はわざと女性に見せつけるように、俺の耳元に深く顔を埋め、吸い上げるように濃いキスマークを焼き付けた。
「ん、あ、うぅ……っ! じゅう、痕、残ってまう……っ!」
「残ればいいじゃん。明日のお仕事の時も、みんなにそれ見せびらかしてきなよ」
柔は暗い笑顔を浮かべながら、俺の身体を隅々まで自分の匂いで塗り潰していく。
ようやく柔の手が止まり、俺は腰が抜けて、柔のスーツの胸元にしがみつくことしかできなかった。
柔は真っ青になって固まっている女性に目を向けると、俺の赤く腫れ上がった唇を親指でそっと拭い、怯える俺の耳元で甘く囁いた。
「よく声我慢できたね、しゅんた。……お仕事中だから、これくらいで勘弁してあげる。でも、お家に帰ったら……あの女が触ったところ、全部俺の痕で ぐちゃぐちゃに 塗り潰してあげるね」
「うん……っ、早くお家帰って……っ、柔に めちゃくちゃに されたい……っ」
外の世界の目の前で、柔の絶対的な支配と重すぎる愛を全身に刻まれた。
俺は一生この檻から出られない。
コメント
2件
🤍にめちゃくちゃにされてる❤️が可愛すぎます( / ̫ т ) ♡ 更新頻度高くてありがたいです😭♡
ひぇ〜っ!! もう最初から最後までドキドキが止まらなかったよ…!!😭💕 舜太くんの震えとか、周りの目が気になるのにじゅうの独占欲に呑まれちゃう感じ、すごく生々しくてキュン通り越して鳥肌立ったよ…!「上書き」ってタイトルまんまのシーン、マジでエモすぎる…柔くんの「こいつ、俺のなんで」からの豹変っぷりが最高に狂ってて好きすぎる…!! 続きどうなるの?! 次話マジで待ってるからね!!🔥
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はる☻
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コーヒーが飲めません🥛
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