テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#M!LK
はる☻
8,676
たんぽぽ
2,947
#塩レモン
みーこ
363
「あ、舜太。ここの衣装の襟、ちょっとズレてる」楽屋で撮影までの時間、みんなはいつも通りくつろいでいた。
メンバーの1人が、俺の首元に手を伸ばして衣装の襟を直し、そのまま俺の肩や首筋に触れてくる。
他の2人のメンバーも、いつも通りの普通の会話を交わしていた。
どこからどう見ても、グループ5人のありふれた楽屋の風景。
……だけど、この部屋にいる3人は何も知らない。
俺と柔が、お互いがお互いなしでは1秒も息ができないほど、狂ったように重く深い関係で結ばれているなんて。
(……っ、あかん。じゅうが、見てる……っ)
愛想笑いを浮かべながら、俺の背筋は恐怖で凍りついていた。
部屋の隅、鏡の前で髪を整えていた柔がこちらを振り返ったのだ。柔の顔は完全に無表情で、美しい瞳の奥は、見たこともないほど暗く真っ黒だった。
いつもなら笑顔で隠すはずの柔だけど、今日の柔は重すぎる独占欲を、もう抑え込む気が一切ないみたいだった。
ガタ、と柔が持っていたヘアスプレーを机に強く叩きつける。
柔は静かに歩き出すと、ソファーに座る俺たちの目の前へと、迷いのない足取りで近づいてきた。その圧倒的な支配者の威圧感に、楽屋の空気が一瞬で張り詰める。
「……ちょっと、しゅんた、こっち来て」
柔の低く、冷え切った声が楽屋に響いた。
3人の目の前で、柔は俺の腕を強い力でガシッと掴むと、強引にソファーから引きずり起こした。
スマホを見ていたメンバーたちも、驚いて「え? 柔太朗、どうしたん?」と顔を上げる。
「じゅ、う……っ!? 何するん……っ」
「しゅんた。他の男にベタベタ触られて、何嬉しそうにしてんの。……俺がどんな気持ちで見てたか、分かってないでしょ」
柔は俺を楽屋のど真ん中、3人の視線が集まるテーブルの前に強引に押し倒した。
そのあまりに異常な行動に、メンバー3人は一瞬で顔を真っ青にして飛び上がった。
「おい、柔太朗!? お前マジで何考えてんの!?」
「待てって! 冗談きついって、離せよ!」
3人は完全にパニックになり、俺を押し倒した柔の肩や腕を後ろから必死になって引っ張り、全力で止めようとした。楽屋中が騒然となる。
「じゅう、やめて……っ!」と俺も涙目で叫んだけれど、柔はそんなメンバーたちを、誰もいないかのように完全に無視した。
柔の身体には、3人がかりで引っ張られてもびくともしないほどの、恐ろしい執念と怒りの力がこもっていた。
柔は背後の3人に目もくれず、俺を完全にテーブルに押さえつけたまま、俺の衣装のシャツのボタンを上から引きちぎるようにして外した。そのまま衣装の服を乱暴に脱がしていく。
「ひっ……! じゅう、待って、ヤバすぎるって……っ!!」
すぐ目の前に、必死に止めようと手を伸ばしてくるメンバー3人がいるのだ。
「みんなの前やよ!? ほんまにやめて……っ、何考えてるん、狂ってるよ……っ!」
「狂ってないよ。しゅんたが他の奴に触らせるのが悪いの。……アイツらに、君が誰のモノか、今ここでハッキリ教えてあげる」
柔の狂気的な重さに必死に止めようとしていたメンバー3人は、恐怖でそれ以上近づけずにその場で硬直した。
全員が声を失って完全に硬直する目の前で、柔は微笑みながら、俺のズボンと下着を容赦なく一気に引きずり下ろした。そして、俺の腰を折れそうなくらい強く掴み、一気に奥まで突き刺してきた。
「んんんーーーーっ!? む、ぐぅ……っ!! あ、あぁぁ……っ!!」
あまりの衝撃と激痛、そして極限の背徳感に、俺の叫び声が楽屋中に響き渡る。
目の前で座っているメンバー3人は、唖然と俺たちを凝視している。
「じゅ、う……っ、らめ、つよ、いっ……! みんなが見てる……っ、ほんまに、いやや……っ!」
涙を流し、顔を真っ赤にして泣き叫ぶ俺。
柔は優しさなんて1ミリもない強さで、容赦なく腰を打ち付けてくる。
「嫌って言いながら、中、すっごく締め付けてくるじゃん。……ほら、もっと俺の名前呼んでよ。俺なしじゃ生きていけないって、自分の口で言ってみて?」
柔の囁きと、強烈な快感が、俺の脳のをしびれさせていく。
メンバー3人の、信じられないものを見るような視線が全身に突き刺さる。
恐怖、焦り、恥ずかしさ── そして、そのすべてを上回る「柔が俺だけををこんなにめちゃくちゃに支配してくれている」という嬉しさが、俺の精神の底で完全に覚醒した。お互いがお互いしか見えない、底なしの重い愛が暴走する。
「あ、んっ……! じゅう、柔太朗ぉ……っ!」
脳みそがドロドロに溶けていく。
俺は自分を押さえていた手を離すと、自ら柔の濡れた首筋にしがみつくように引き寄せ、泣きじゃくりながら声を張り上げた。
「じゅう……っ、もっと頂戴……っ! もっと、もっと激しくしてぇ……っ!!」
「へぇ、みんなの前なのに、もっと欲しくなっちゃったんだ。本当に可愛いね、しゅんた」
「うん……っ、俺、じゅうのモノやから……っ! じゅうの熱で、中、いっぱいに満たして……っ!」
3人のメンバーの目の前で、完全に羞恥心を失い、柔の愛にすべてを差し出して縋り付く俺。
柔はさらに深く、容赦なく俺の奥を突き上げていく。衣服が擦れ合う音と、俺の堪えきれない鳴き声が、楽屋に充満した。
「あ、あ、んっ……! じゅう、跡……っ、たくさんつけて……っ! 他の誰も、俺に触れんくらい……じゅうの痕で、ぐちゃぐちゃにしてぇ……っ!」
「いいよ。誰にも触らせないように、俺のしるし、全身に刻み込んであげる」
柔は俺の顔を持ち上げて、メンバーたちが見つめる目の前で乱暴で深いキスをしてきた。
「んむ……っ!! ん、んん……っ、は、ぅ……っ」
濃厚で、息を奪い去るような深い、深い口づけ。
柔は俺の口の中に激しく舌を入れながら、柔の片手が、俺の首筋、鎖骨、胸元へと移動し、爪を立てるようにして激しく強く痕を刻んでいく。ガチリと歯が食い込む痛みが快感に変わり、俺の肌がみるみるうちに赤いキスマークで汚されていった。
すぐ目の前で固まっているメンバーたちの気配すら、もう俺たちの世界には届かない。お互いがお互いだけしか見えず、お互いがいなければ生きていけない、重すぎる愛の共依存。
「ん、はぁっ……! じゅう、もう無理、いく、いくぅ……っ!」
「しゅんた、俺のモノのままで、ここで壊れてよ。……全部、奥に出すからね」
「じゅう……っ、愛してる、あぁぁ……っ!!」
極限の快感のなかで、俺はメンバーたちの目の前で激しく身体を跳ね上げ、柔が出したすべてを、身体の最にたっぷりと注ぎ込まれたのだった。
スタッフの声が、楽屋のドア越しに聞こえる。
その声をきっかけに、ようやく部屋の時が動き出したかのように、固まっていた3人のメンバーがガタガタと震えながら、恐怖と混乱に満ちた目で俺たちを見つめていた。
俺ははだけた衣装のシャツを柔に優しく整えられながら、まだ震える足で立ち上がった。
全身の肌には、他の誰も触れられないように、柔に激しく噛み付かれた歯型とキスマークがたくさん付いている。
柔は何もなかったかのような笑顔に戻ると、唖然とする3人のメンバーに向かって、冷たく、だけど絶対的な声で告げた。
「……今日のこれ、誰かに言ったら、どうなるか分かってるよね? しゅんたは俺のモノだから。二度と、勝手に触らないで」
その圧倒的な言葉に、3人は青ざめた顔で頷くことしかできなかった。
俺はまだ涙の止まらない目で、前を歩く柔の後ろ姿を見上げた。
柔が振り返り、世界中で俺にしか見せない、最高に暗くて愛おしそうな笑顔を浮かべる。
(あぁ……俺、ほんまに幸せや。みんなの前で じゅうのものだって証明されて、めちゃくちゃにされて……っ)
もう二度と、外の世界の誰も俺に触れることはできない。
メンバーの目の前で、お互いの重すぎる愛の檻に完全に閉じ込められた。俺たちは一生この2人だけの共依存から逃れられない
コメント
2件
リクエストありがとうございました
zzさん、第4話読みました……!😭 もう、冒頭の楽屋の穏やかな空気から一転して、柔くんの“豹変”が怖すぎて息が止まるかと思いました。特に「他の男に触られて何嬉しそうにしてんの」のセリフ、あの低く冷えた声が脳内に響きました……。みんなの前で全部暴露しちゃう支配っぷり、狂気と愛が表裏一体でぞくぞくします。でも最後のしゅんたくんの「幸せ」っていう内心がまた重くて、中毒性ありますね……続きが気になります!