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唐突で本当に申し訳ないんだけど、俺、なんか異世界みたいな所に来ちゃったっぽい…。
今までの経緯とか、そういうのを説明することもないんだよ。ホントに唐突なの。まず俺はふつーに寝たの。で、目が覚めたらここにいた。以上。「俺は今どこにいんだろ、路地裏的な所にいるんかな?」とか思ってちらっと明るい方を覗いて見たら、G○○gleで「SF 都市」って画像検索したら一番上に出てくるやつみたいな場所に居たの。マジでびっくりしたよねー。夢だとしたら想像力やばすぎじゃねって思いながら頬っぺたつねってみたんだけど普通に痛てぇし。まあ色々考えた結果、俺は異世界みたいなところにいるっつー考えに至ったわけなんだわ。←イマココ!
恐怖心より好奇心が勝っちゃったんだよな。だからワクワクが止まんねーの。不安っちゃあ不安だけど、せっかく異世界(仮)に来たんだから楽しまねーとって思ったんよ。とりあえずここから動きたいんだけど、「パラレルワールドやらに来て、元の世界に戻るには、最初にいた場所に行く〜」みたいな漫画があったから、一応スマホで周辺を録画した。そうそう、何故かポケットにスマホ入ってたんだよなー、マジで都合よすぎ!でも不思議に思ったのが、道を歩いてる人たちが俺に全然見向きもしねぇの。みんなまっすぐ向いてて、同じペースで歩いてる。路地裏を撮ってる人がいたらちらっとくらい見ると思わねぇ?別に見られたいわけじゃねぇけど、なんか違和感を感じて気持ち悪い。
俺は次にすべき事を考えた。つってもやれることは少ないし、探索することくらいしか思いつかない。スマホも圏外だし、連絡もとれねぇから自分で何とかするしかない。とりあえず俺は通りに出た。
「あの、すいません。俺迷子になっちゃって、ここがどこだか教えて貰えませんか?」歩いてる人に声をかけた。でも向こうはちらっと俺を見ただけで、無言で去って行った。俺は少し怖くなった。人々がまっすぐ向いて歩いてること以外に大きな違和感がもう1つ。ここは異常に静かだ。聞こえる音といえば、人が歩いてる音と車みたいなものが飛ぶ音。カラスが飛ぶ音も、猫が鳴く声も、風が吹く音も聞こえない。それが怖かった。さっき話しかけた人はきっと日本語が通じなかっただけだと自分に言い聞かせて、俺は道に沿って歩いた。