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馬車を降りると、御者が迎えの時間を確認してくる。
「そうね……しばらくかかるから、夕方がいいわ。閉館時間に迎えに来てくれるかしら」
「承知いたしました」
そう言って、御者台に戻り、馬を走らせる。
家紋が彫られた馬車が遠くなっていくのを見てから、私は目的の建物を見上げた。
目的の場所は、国立図書館だ。
王都の市街地からは少し離れるが、乗り合い馬車の馬場からも近く、交通の便は悪くない。
グレイスもよく通っていたらしく、入館の勝手はこの体が覚えている。
私は無意識に動く体に従い、大きな門をくぐり、敷地へと入った。
石畳の上を歩き、扉を開ければ、すぐに受付の者がやって来る。
制服である紺地のローブを羽織り、その胸には国立図書館勤めの証である『知識の泉********
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