2話
in阿部クラス
阿「出席取りまーす!」
阿「岩本」
岩「はい、」
阿「深澤」
深「はーい笑」
阿「よし、全員いるな、」
岩「今日はなにするんですかー??」
阿「今日は、数学の授業初回だから、僕の自己紹介とみんなのことも知りたいなって思って」
岩「生徒の俺たちも自己紹介するんすか?」
阿「そうだね、」
岩「へー」
阿「じゃあ、僕から自己紹介をします。」
阿「数学教師です、学生時代は天文学部でした。好きな科目は、理系科目です。これからお願いします」
阿「じゃあ、岩本くんお願いします、」
岩「岩本です、ダンス部の部員です、よろしくお願いします、」
深「深澤です、ひかると同じダンス部員です、よろしく、」
阿「(佐久間の後輩なんだ、)」
岩「先生、?」
深「どうしました?」
阿「うーん、なんでもない、授業進めるねー」
授業終わり
阿「授業終わりまーす」
岩「はーい、」
岩「阿部先生?」
阿「うん?どうした?」
岩「佐久間先輩って阿部先生のクラスですよね?」
阿「そうだよ、」
岩「疲れてませんか?佐久間先輩、」
阿「え、疲れてる?」
岩「はい、いつも遅くまで、やばい女と通話してるんすよ、」
阿「やばい女?」
岩「そうなんですよ、最近彼女が出来たらしくて、その彼女が地雷らしいんですよ、」
阿「へーそうなんだ」
深「そいつまじでやばいよな、」
阿「そんなに、やばいんだ、」
深「気を付けてくださいね、あいつ女だけじゃなくて、男にも嫉妬するんすよ」
阿「そうなんだ、」
阿部side
午前の授業を終えて、手作り感満載のお弁当を手に取り、屋上に向かった。そこでは、お昼休みに目黒先生がいるという目撃情報があったからだ。
阿「あ、今日は誰もいないんだ、」
一人悲しく落胆していると、近くの階段から足音がした。
女「早く食べようよ~?」
佐「うん、」
阿「佐久間と噂の彼女さんだ、、」
佐「うわ、先生だ、」
女「なに?知り合い?」
佐「数学の先生、」
女「こいつが先輩の補修をさせたやつ?」
佐「先生にこいつって言わないで?」
女「なんで、あんなやつの肩を持つの?」
女「信じられない、私は先輩のことを想って、言ってあげてるのに、そんなやさしさを蔑ろにするんだ、」
佐「そんなこと一言も言ってないじゃん、」
女「なんか、そいつ私のこと見てくるんだけど、変態!!」
阿「あなたのことなんて一度も見てません、佐久間を見てたんです、」
佐「、、、」
女「最悪、私の彼氏奪おうとしてるの?」
阿「そんなこと一度も言ってないです、」
女「気分害された、私もう帰る。」
佐「ちょっと、、、」
静かな時が流れた。広い屋上の中で、問題児の佐久間と2人きり。佐久間はずっと下を見ている。
佐「、、、、、だよ」
阿「え、、?」
佐「なんで、、あんなこと言ったんだよ!!」
阿「あんなことって、、、?」
佐「なんで、否定するんだよ、」
阿「だって、事実じゃないじゃん、」
佐「立場だからか?」
阿「立場って?」
佐「先生っていう立場を守りたかったのか?」
阿「、、」
佐「なにも言えないってことは、ほんとなんだな、」
阿「あの子は、後輩ちゃんでしょ?」
佐「そうだけど?」
阿「なんで、先輩に対して、あんな高圧的なの?」
佐「俺だって、ほんとは別れたいよ、」
阿「どっちから告白したの?」
佐「向こうから、」
阿「で、なんで別れたいの?」
佐「見たらわかるだろ?」
阿「確かに、高圧的だなって思ったけど、」
佐「付き合う前はあんなじゃなかった、、」
阿「そうなんだ、、」
佐「3か月前なんだけど、、、」
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