「いつかお前に勝ったるで!!」
つまらねぇ…
最近そればっかり思う
とにかく
つまらない。
何か俺には足りないんだよなぁ…
遊び相手が一人
欠けちまったみたいや、、
rbr :「ゾム〜?立ったんでないで、はよ調査してこいよ〜」
zm :「ビクッ…分かってるわ〜」
俺は幹部の外へと向かう
俺はシャオロンを探すために
幹部の外の奴らに情報を聞きに行く。
これがまた
つまらない仕事なんですよね
人にシャオロンって言うやつを知ってるかどうか聞いて、聞いて
聞きまわって…
でも
結局今までシャオロンのことを知っているやつなんか居らんかった。
ショッピくらいしか知らんのちゃう?
そもそも
ホンマに存在してたんかなぁ…
zm :「ふぅん…つまんね、、」
最近遊べてないな。
大先生とかとも
みんなシャオロンを探すのに
必死こいてるわ…
俺一人を除いて………
昔から俺は
自分が楽しいと思うこと以外は
積極的に取り組んでこんかった。
「ゾムくん!ちゃんとしてよ!!」
zm :「ぇ〜、、お前と遊ぶんおもんない」
「ぅ”…そんな言い方ないじゃん泣
うわぁぁぁぁぁぁん!先生!ゾムくんがぁ」
「コラ、ゾムくんまた虐めて…」
zm :「別におれはいじめてなんか、、」
「いじめられたぁ!!グスッ…
ゾムくんなんか大っ嫌い!!」
zm :「ッッ……!」
俺には怖い言葉がある
それは
「大嫌い」
この言葉を聞くと
居ても立っても居られなくなる
ただ
とてつもない脅威が俺を襲う
zm :「イラッ……うるさいねん、、お前らすぐ泣くし!つまらへんねん」
「ッッ!?うわぁぁぁぁぁん!!グスッ」
「コラ!!ゾムくん!!」
zm :「おれ悪ない!!!」
「確かに…ゾムくん悪くない!」
zm :「…!」
後ろを振り返ると
ニット帽を被った
アイツが居た。
「おれも楽しくないことはしたくないし、
ゾムが正しいとおれは思うな!」
zm :「!!」
「そんなことないもん!オレはつまらなくないもん!!」
「そうよ。ゾムくんが悪いの」
zm :「ッッ……」
「もういいじゃん。お前ホンマにつまらんし、
ゾム!おれと遊ぼうぜ!!グイッ」
zm :「ぅえ”っ!?」
「あ!コラーーー!!」
あの日から
俺はアイツが大好きになった
俺みたいに強いわけじゃないけど
一緒にいて
ものすごく楽しかった…
なんかこう…
言葉にできひんけど、
俺にとって
つまらなくなければ
それで良かった
「なぁ、ゾム?我々幹部に俺はいることになってんけど、、お前もどう?」
zm :「え?行く!お前と一緒に行きたい!」
「そういうと思った!おれはいつか!
お前に勝ったるで!!」
俺が今幹部に居るのは
アイツのお陰だ……
zm :「シュッ…シュッ、シュタ」
rbr :「おぉ!お前強いな!!」
ut :「ゾムやっけ?仲良くしよな〜」
zm :「……✨うん!」
初めてできた仲間
もう
失いたくないと思った。
「ゾム?調子はどう〜?」
zm :「ん!絶好調!!ニヒヒッ」
「そりゃ良かったわ!お前昔に比べて
めっちゃ笑うようになったな……」
zm :「??そうなん??」
「うん!良かった!!」
やっぱり
こう言うとこが
俺は好きだ。
アイツとだけは
ずっと友達だと思ってた
絶対忘れないと思ってた
なのに
俺はいつしか
アイツが誰なのか
思い出せなくなった……
思い出そうとすればするほど
記憶がどんどん
薄くなっていくような感じ……
張り合う仲間がもう居ない。
俺の隣にアイツは居ない
悔しくて
虚しくて……
どうして忘れてしまったのか
アイツが誰なのか
思い出したくても
思い出せない……
zm :「あぁ”…くそっ………」
これで何人目に調査した?
もう
数え切れないくらい。
なんで…?
どうして、、
誰もシャオロンを知らないん?
俺も知らんし……
ショッピはいつも
俺とシャオロンという奴は
仲が良かった
と
言ってくる
仲良い奴のことなんか忘れへんやろ…
絶対
シャオロンとは俺は仲良くないはず…
絶対…
絶対、、?
なんでこうも言い切れるんや、、?
違う
俺は確信してるんじゃない
zm :「現実から逃げてるんや……」
ごめん。
シャオロン……
全部、全部
思い出したよ……
ずっと前に、、
でも
俺、ずっと逃げてた……
きっと違うって決めつけて…
逃げてー
逃げて、、
zm :「ずっと苦しかった…ポロッ」
大事な大好きな
友達を忘れてしまうなんて……
次
どんな顔して会えばいいのか分からなくて
俺、、怖かった……
また謝ればいいって
思って…
きっと次会えるって思って……
なぁ…
シャオロン、、
お前は今どこに居るんや?
会いたい。
会いたいから……
会って謝って…
zm :「また、俺と張り合ってくれ……」
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お疲れ様でした。
ハッピーエンドとバッドエンド
どちらも書くことに決めました。
よければ
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