テラーノベル
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【空が泣いた。】
どるぺに
⚠なんでも許せる方のみ
⚠小学生という設定です
「「ペニガキくん!早く帰ろ!!」」
こいつはどるぴん。 俺の弟みたいな存在だ。
毎日のように話して、毎日一緒に帰っている。だから、いつの間にか友達ではなく家族のように認識するようになっていた。
今日もどるぴんと帰る約束して、学校が終わったあとに玄関にいるどるぴんを見つける。
「ちょっと待って〜!!」
慌てて靴を履いて、どるぴんのもとへ向かう。
「「もー!遅いよ〜!」」
「ごめんって…早く行こ、」
空は雲ひとつない快晴だった。
俺らは笑顔で家へ向かっていった…
学校の門を出て少し経ってから、いきなり空が暗くなった。
「「何?!」」
どるぴんがそう言うと、突然雨が降ってきた。
「「冷たッッッ」」
「え、雨…?」
さっきまで雲ひとつない快晴だったのに…
朝もずっと晴れてたから、傘なんて当然持っていない。
俺らは二人で走って家へ向かっていった。
ゴロゴロゴロ!!!!
突然、雷がなった。
近くで落ちたらしく、俺の前に聞いた音よりも大きかった。
俺はどるぴんの手を少し強く引っ張って、すぐに家に帰れるように、さっきよりも早く走ろうとした…
が、 どるぴんはその場から何故か動かなかった。
「どるぴん?」
返事はなかった。
そして、その後すぐにどるぴんはその場からしゃがみこんでしまって、顔を覗き込んでみると大粒の涙を流している。
そういえば、ここの地域はあんまり天気が悪くなるということ自体が少ない。
だから低学年のどるぴんにとっては物心が着いてから初めての雷なのかもしれない。
どるぴんの手を握ると、小刻みに震えていて、どれほど怖いのかがよくわかる。
「早く行こ…?」
正直言えば、俺だって小学生だ。
結構怖い…。
でも、どるぴんはもっと怖い思いをしてるから…。そう思いながらも声をかける。
「…仕方ない、」
俺はどるぴんを無理やり抱いて、少しでも早く家に帰れるように走り始めた。
帰っている最中も、雷は落ち続けた。
落ちる度にどるぴんは震えが強くなって、耳を抑えている手のちからも強くなっている。
もうそろそろで家のあかりが見えてくる頃。
俺は大して年齢も変わらない。5歳も離れていないどるぴんを抱えて10分ほど走っていたから、体力ももうない。
「どるぴん、あとちょっとだからな。」
「「…ッ泣」」
こうしている最中もどんどん天気は酷くなるばかりで、泣きやみもしない。
家のあかりが見えてきた。
俺はふらふらとした足をゆっくりと動かして、よく体制を崩して壁にぶつかったりもしていたからか、方がじんじんする。
…視界が揺れた。
そして、俺の目に見えたのは家のあかりではなく、地面だった。
「いッッッッッッ」
地面には小石が沢山あって、それに思いっきりぶつけたからか血がどんどん出てくる。
…いや、違う。
今日図工の時間に作ったガラスの作品だ。
割れて地面に散らばったのだろう、
俺はもう立ち上がる体力もないし、膝は擦れて赤い血が出ている。
でも、でもどるぴんだけは守りたかった。
だって、俺の弟だから。。。
どるぴんはもう周りが見えていないのか、ずっと耳を塞いでいる。
幸い、俺の手がクッションになってどるぴんには傷がない。
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音羽🫧@夜型界隈🫠
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だから、早く家に返してやりたかった。
俺はほふく前進で少しずつ進み続けた。
家の前に着いた頃。俺はもう視界がぼやけて何も見えなかった。
そこから、俺の記憶はなかった。
目が覚めると、視界は真っ暗だった。足も動かないし…。
でも、手の感覚はある。
病院の人と思われる人物が俺に話しかけてきて、今どういう状況か教えてくれた。
どうやら俺は右足と両目がダメになったらしい。どっちも、原因はガラスだった。
そして、持っても明日までの命だった…。
でも、俺にはそういうのは関係ない。
俺の弟…、どるぴんが心配だった。
「…どるぴんは、?」
「「「どるぴん君ですか?どるぴん君なら今呼んできますよ。」」」
どるぴんの事を呼んできてくれるらしい。俺は少しドキドキしながらも少しの時間待っていた…。
体感五分後、俺の心配していた弟の声が聞こえた。
「「ペニガキ君!!!!」」
「どる…ぴん?」
「どるぴんは大丈夫なのか…?」
「「うん、でもペニガキ君は…」」
「おれは大丈夫だぞ、」
小学生なりに頑張って返事をしたと思う。
だって、どるぴんには心配かけたくなかったし、低学年のどるぴんにとってはこの状況は苦しいだろう。
「もう、どるぴんの顔見れねぇや…」
「”最後”に見たかったなぁ…。。。」
どるぴんは、心配の声から、笑いの声に変わっていた。
「「何それ、俺のせいなのに」」
「「ペニガキ君は変わってるね…笑」」
少し作り笑いみたいな感じ。の声で、でも優しい口調だった。
「…本当に、よかった。」
俺は、安心したのか、はたまた…いや、これ以上は考えないでおこう。
少し、激しい雨の音が聞こえた気がした。
孤独に包まれているような。でも、
何かを守ろうとしているような…。
それは、俺の本当はしたかった”涙”のように。
そして、
すぐに目を閉じて、多分。もう起きることのない眠りについた。
でも、空はまだ。いや、
「永遠」に泣き続けていた。
コメント
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好き以外になんて言えばいいのだろう。好き
え、え、そういう事!?だめじゃん、そんなの泣いちゃうじゃん