かずき「誰だそいつ!!??詳しいこと教えてくれないか、ウサギ!!!」
「うるせー!俺はウサギじゃないし、名前もあるんだ!!!!!ウサギじゃなくて、リズムラージのキャロだ!この名前はアカシック様から授けられたんだ!!」
種族と名前を聞いて、夏樹以外の月見たちが笑い出した
かずき「お前その名前って……ブフッ!wwwwおま…………それ………名前……にんじんから取られてるぞ…www」
キャロ「はあ!?!?にんじんはにんじんだろうが!!!俺の名前の「キャロ」には一文字もかすっていないだろうがあ!!!!」
月見「………英語だとどうなると思う?」
キャロ「はあ?お前、それはcarrotだろ?carrot……carrot……キャロット……ん!?」
夏樹「あ、気づいたね」
キャロ「なんか…………俺のこの名前、弱そうじゃね?」
夏樹「…………そう?」
月見「うん、弱そう」
彼女はこんな時はストレートに言ってしまう
夏樹は少し気まずそうな顔をした
キャロ「なん………だと…」
かずき「ほっといていこーぜ」
先に進もうとするとキャロがぴょんぴょん飛んで前に立ち塞がった
キャロ「待て!!!!俺も連れてけ!俺も仲間に入れてくれ!!アカシック様に会いたいんだ!!!」
夏樹「え?どうして?」
キャロ「俺が住んでいる森には食べ物が不足しているんだ!森を豊かにしてくれって、アカシック様にお願いするんだ!!!俺の仲間がどんどん餓死していってるんだ!だから俺がなんとかするんだ!だから………入れてくれ!」
夏樹「なるほど………それは確かにちゃんとした理由だな……いいよ、一緒に行こうよ。僕たちも元の世界へ帰りたいんだ」
するとキャロはボロボロと涙を流した
「ありがとう……」
月見「うん!一緒に行こう!しゅっぱーつ!」