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❤️宮舘視点
目が覚めたとき 一瞬ここがどこかわからなかった。
……ああ、翔太の家だ。
隣を見ると まだ眠っている。
穏やかな寝息。
昨日より、顔色は良くなったかな。
そしてやっぱり思い出してしまう。
———帰んないで、りょうた
胸がざわつく。
熱のせい。翔太も きっと覚えてない。
覚えてないなら、 なかったことにしよう。
そう思って 静かにベッドを抜けた。
キッチンに立つ。
冷蔵庫を開けて 使えそうな食材を探す。
軽く朝ごはん作るか。
考えたら終わる。
体調の悪いメンバーを看病して、
朝ごはんを作って帰る。
それだけ。
それ以上の意味なんてない。
そういうことにしておこう。
———
💙翔太視点
目が覚めた瞬間、 全部思い出した。
「……っっっ////」
帰んないで、りょうた
……言った。
おれ、言った。
メンバー相手に何言ってんだ!?////
枕に顔を埋める。
熱のせいだ。
頼む、 もう帰っててくれ。
昨日のこと なかったことにしてくれ。
ゆっくり体を起こす。
涼太のおかげなのか体調もすっかり治って
今日はもう仕事にも復帰できそうだ、
でもそれよりも、
変な緊張で心臓が落ち着かない。
リビングへ向かう。
……いないでくれ。
いないでくれ。
お願い。
ガチャ
❤️「あ、、おはよ」
いた。
終わった。
キッチンに立ってる エプロン姿。
普通に 朝ごはん作ってる。
💙「……おはよ」
なんか 変にぎこちなくなる。
でも涼太は 何もなかったみたいに自然で。
❤️「熱どう?」
💙「……下がった」
普通。
昨日のことに 一切触れない。
❤️「そっか、よかった」
味噌汁をよそう。
💙「……」
なんでそんな普通なの。 あんなこと言ったのに。
❤️「もうちょいでできるよ」
💙「……ありがと」
何も思ってない?
胸の奥がなんかもやもやする。 なんだこれ。
❤️「座ってて」
💙「……うん」
昨日のことを なかったことにしたかったのに
いざ、なかったことにされると
……それも、違う気がした。
少し、物足りないような、
なんなんだろう、この気持ち。