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紫side

高校にて、ゆっくり好きな知り合いを呼び出しあかりさんの事を相談してみることにした。

「ゆっくりあかりぃ?なんじゃそれは」

「それを聞きたいんですが」

「知らんよ。新種じゃね?発表すりゃあめっちゃ金貰えんぞ」

「うーん,,,ゆっくりなんてたかが知れてません?」

「希少種ですら万いくし胴付きにかぎっては何百万だぞ」

「希少種が自分のバイト4時間分,,,!?」

「世知辛、いや結構もらってんなぁおい」

「違うゆっくりも手に入ったら声かけますね」

「出来れば貸して貰っても」

「アメ細工にするつもりでしょう?自分バイト行きますから」

あいつはゆ虐もゆ愛でもする変なやつ。特にアメをかけて剥製にするのが好きらしい。変人め。

『そういってやるなよ。結構いるぞあぁいうやつ』

高校に上がって自分で考えることが増えるからとかで口出し少なくなった幻覚がそういうなら,,,そうなんだろうが

『前半は余計だよ』

とにかくバイトに行かなくては。さすがに葵さんに養ってばかりは申し訳ない。


やっぱり接客業は疲れとストレスが強い。レジうちでクレーマーとかに当たっても先輩達は助けてくれないし,,,

「おまえがとなりにいるとせかいいちかわいいれいむがくしょどれーにみむきされないんだよ!」

そうそうそういう感じに罵倒されて,,,ん?

路地裏から高めの声が聞こえたので見てみると、れいむが金髪のゆっくりをいじめていた。パッと見見たことはないが、思い出せないだけかもしれない

「ゆっ、ゆやっ、やめてね!ゆっくりやめてね! 」

「わるいゆっくりはれいむがせいっさいしてやるんだよ!」

『れいむの方あれじゃね?ゲス種ってやつ』

あぁ知り合いが「あの生意気な奴らがどんどん絶望の顔して命乞いしてくるのが堪らない」と言ってたやつか。気持ち悪すぎてドン引きしたのを覚えている。

普段なら無視して帰るところだが丁度良い。鬱憤晴らしでもしよう。ということで2匹とも拉致ウヴン確保する。


「にんげんしゃんおかえりなんだよ!」

「ただいま帰りました。静かにしてたら後であまあまあげますね」

「ゆっ!?あかりゆっくりしずかにするよ! 」

「おいくしょどれー!さっさとごはんしゃんをもってくるんだよ!」

『うるさいなこいつ。空気読めや紅白饅頭』

れいむは適当にボウルの中に入れて,,,金網で良いか。上に小鉢を置いて置けば蓋として使えるだろう。中身も見れるし。ボウルが倒されたら?もしもは考えないでおく。

さてこの金髪ゆっくりは,,,あ、虫かご余ってたしこれにするか。中にあかりさん用に買った床材諸々を入れておく。後は自分で居心地よくするだろう。突然の環境変化で困惑しているっぽいが、晩御飯を作っている間に落ち着くはず。多分。

「ただいまー」

「お帰りなさい葵さん」

「,,,なんで増えてるん?」

「バイトに嫌な客がいたので発散にその辺のやつ連れてきました」

「じゃあそっちは?」

「そのれいむにいじめられてたんでついでに」

「扱いの差が一瞬でわかるなこれ。あ、あと晩飯もうちょい後で良い?」

「自分は構いませんよ。あかりさんにはもう渡しますが」

「あかりさんはいいよ」

「ごはんありがとうにんげんしゃん!あまあまはとまとでもいいよ!」

「明日買い足しておきますか」

「そういやそのれいむはどうすんの?潰してあかりさんに渡す?」

「ゲスが移ったら大変じゃないですか。知り合いに渡してゆ虐体験でもしようかと思いまして」

「ゲスって移るんだ。知らんかった」

「実際は知りませんよ」

「じゃあ出来たら呼びに来て」

『紫さん紫さん、葵さんゆっくり持ってましてよ』

まぁつまり空き部屋でこっそり飼うつもりなのかしら(?)何しても合法なゆっくりを葵さんが隠す意味など皆無だが、自分が口出しする意味もないので何も言わない。ついでに気付かないふりもしておこう。

さて、そろそろあのゆっくりは落ち着いただろうか

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