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ドラゴンファルコン隊と中国帝国の戦闘機部隊の戦闘はドラゴンファルコン隊の勝利に終わった。中国帝国の統合帝国艦隊は、戦闘機部隊の全滅に対し体制を立て直すべく日本領海から姿を消した。しかし、政府の命令無しに攻撃を行った事は、日本国政府にもきっちり報告された。
【統合連邦国防軍 総司令部】
「永田総司令、政府……いえ、統合国防長官殿からお電話です。」
「国防長官…。電話を出る前から要件が分かるんだが…」
永田ははぁ…っとため息を付き、部下から電話を受け取り電話に応じる。電話に出た途端、国防長官の怒号が永田の耳に飛び込んでくる。
『ながたア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!』
「おぉ…これはこれは国防長官殿。本日はどのようなご要件で?」
『とぼけるなぁ!!貴様…!政府の指示無しに中国帝国の戦闘機部隊への攻撃を実行したそうだな!何をしたか分かっているのか!! 』
永田は余裕のあまり微笑み、ポケットからタバコ箱を取り出しタバコをくわえタバコのカバーアルミホイルを抜く。
「お言葉ですが、国防長官殿。何か勘違いされているようですが、」
『勘違いだと!』
「えぇ。今回の攻撃は中国帝国から仕掛けてきたものです。彼らは確実に攻撃の意思を見せてきました。ドラゴンファルコン隊はその攻撃から日本連邦共和国を守るべく正当防衛をしたまでです。」
『だからといって!全滅させるとはな!おかげで中国帝国は沖縄にさらなる艦隊を送り込んでいるんだぞ!貴様らのせいでな!』
「全く…うるさいジジイだ……。とにかく、今回の攻撃は正当防衛です。貴方にどうこう言われる筋合いはない。」
『貴様……上官に向かっていつから生意気な口を聞くようになった!貴様ごときいつでもクビにできるんだからな!!』
永田は、ライターの鉄のカバーをチン!っと開け、火をつける。そしてタバコの先端を燃やしタバコを吸う。
「クビにしたいのなら好きにすればいい。しかし、貴方のように大口だけ叩き安心な屋根の下で怠けている人間に…この国は守れるとは思えないがな。 」
永田はそういい、電話をピッと切る。
「永田司令…」
「気にするな。俺は大丈夫だ…。」
「国防長官…なかなか頭にきていたようですね…」
「俺はあのジジイより頭にきているがな…」
タバコをくわえながら、ポケットに手を入れ窓に近づく。
「あいつは…命をかけてこの国を守った人間を……侮辱したのだからな…」